水球日本代表の五輪出場権獲得は、エディ・ジャパンの好影響でもある

【水球】日本男子32年ぶり五輪!「ポセイドン・ジャパン」重い扉こじ開けた

 いささか旧聞になるが中国で行われていた水球のリオ五輪アジア
予選最終日の12月20日に水球男子日本代表は中国に16-10で勝ち、
84ロス五輪以来の五輪出場を決めた。

 水球といえば日本では あまり馴染みのない種目だし五輪に出場
しても活躍してないので注目度も低く04アテネと08北京は実力不足を
理由に予選の参加すら見送られていたし、今回の五輪予選でも大会
前までは大会の中継を開催国の中国からTV中継を断られた事の
方が大きく報道される始末。

 しかしアジア予選では実力No1のカザフスタンに9-8で勝つと
最終戦でもド・アウェーの中で、中国有利の判定に悩まされなが
ら6点差を付けて勝つなど逞しさを感じる事ができる。

 アジア予選を勝ち抜けた理由としてDFの時にゴール前に人数を
配置するゾーンDFではなく、世界でも珍しいパスラインDFを考案
して実施したというのが大きいようだ。

 つまり体格で劣る日本人が勝つにはというテーマを水球で突き
詰めていき辿り着いたわけで、世界の強豪国がやってない戦術を
あえて実施し使いこなせたからというわけで保守的な日本人が好
きな‘前例にない’事を実施する事の大事さを証明している。

 代表メンバーが‘ラグビー日本代表の活躍に刺激を受けた’と
言うように、やはり体格の差が大きなハンデになるラグビーで
日本代表がW杯で活躍した事が他の競技団体の自信や独自の戦術を
編み出す意欲につながったのだろうと思うのだ。

‘体格の差やフィジカルの差があるから仕方ない’という負け犬
根性を払拭してくれたラグビーの功績が、こんな所にも影響を与
えていたわけでラグビー日本代表が今年のスポーツ界のMVPに相応
しいのではないだろうか。

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