WBC開幕・お楽しみは これからだ！

　いよいよ今日からWBCが開幕した。
　日本は中国との初戦を4-0で下し幸先のいいスタートをきったと思われた
のだが・・・・・・

　3年前の大会で18点を奪った中国に5安打で4点しか奪えず、注目のイチ
ローも5打数ノーヒットに終わっている。
　おかげで早くも‘連覇へ不安’などという論調が多い。

　今日から始まったWBCはファイナルまで進出すれば24日まで 19日間で
8～10試合を戦う長丁場になる。
　しかも第1ラウンドを5日間で3～4試合戦って6日空けて次のラウンドという
珍しい日程だ。

　五輪は11日間で9試合だから、いかに長丁場か分かるだろう。
　ここまで長いと第1ラウンドからエンジン全開で走ると必ず途中で息切れ
してしまう。
　3年前の韓国がいい例で、2ラウンド合計6試合を全勝したがSファイナル
で1・2ラウンドで連勝していた日本に敗れて敗退している。
　ベスト4に残った4カ国の中で一番勝率がよかったのに・・・と当時の韓国は
悔しがっていた。

　一方でキューバは1ラウンドはプエルトリコに、2ラウンドはドミニカに敗れ
て2敗したが2試合目で しっかり勝ってファイナルに進出しているのだ。
　つまり間違っても最初からエンジン全開で飛ばしたわけではない。

　どうしてもトーナメントに慣れた日本や韓国は目先の試合に全力で勝ちに
行く傾向が強いが、あまり利口な事ではない。
　日程を重ねるごとにペースアップさせていくという戦い方の方が理に
かなっているのだ。　

　幸い第1ラウンドは日本以外は韓国の力が突出しているので、よほどの
事がない限りサンディエゴラウンドには進めるだろう。
　ならば特に今日のような力の落ちる中国相手にはウォームアップマッチ
のような感覚で気楽に見ればいいのだ。

　3年前のイチローは日本での3試合は3安打ぐらいしか打ってない。
　それがアナハイムに行くと打ち出した。

　 ‘イチローの不振が不安材料’などと騒がなくても、アメリカに行けば
イチローにはスイッチが入るので心配は入らないと思う。

　不安を煽るマスコミは全試合大勝しても

不安がるのだから、そんな下らない報道に

惑わされずに余裕を持って観ればいい。

　お楽しみは これからなのだから！