ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
リオ五輪サッカーアジア最終予選が始まる
日本、13日に北朝鮮戦=五輪最終予選が開幕―サッカー
いよいよ明日からリオ五輪の男子サッカーアジア最終予選の
日本戦がカタールの首都・ドーハで始まる。
アジア最終予選は00シドニーから前回のロンドンまでは4大会
連続で形こそ違えホーム&アウェー方式だったのだが、今回は96
アトランタ以来の1箇所で集中的に行なうセントラル方式に変更
された。
時間をかけて戦うホーム&アウェー方式は多少の波乱はあっても
最終的に地力のあるチームが勝ち抜けていたので、日本も3大会連
続で1敗はしたものの出場権を獲得していたのだがセントラル方式
の場合は1敗が命取りになるシステムだ。
いい例が今回と同じドーハで開催された94アメリカW杯アジア
最終予選ではイラク相手にロスタイムで追い付かれ出場権を逃した
事ばかりクローズアップされているが、実は2試合目にイランから
1-2で敗れたのが最終的に響いた形だったわけで‘勝てないまでも
絶対に負けられない戦い'になるというのが分かる。
今回の代表チームはU17とU20W杯への出場権を逃し続けた世代
だが、いずれも今回と同じセントラル方式での予選でグループステー
ジでは素晴らしい内容のサッカーをしながらベスト8で‘内容的に
上回りながらカウンターの一発に泣く'という試合で敗退しているの
だから悲観論が噴出するのも仕方ない。
しかも中2日で合計6試合戦うスケジュールなのでケガ人や累積
警告での欠場者が出る可能性が高く、選手層の厚さが明暗を分ける
といってもいいだろう。
手倉森監督に求められるのは全6試合を通したチームマネジメン
トで、決勝トーナメントに入ってからピークになるようなコンディ
ショニングで臨むべきで間違ってもグループステージで3連勝して
ベスト8敗退というシナリオだけは今回こそ避けなければいけない。
心強いのは絶対に不利と予想された男子水球がリオの出場権を
獲得して国内的には上げ潮ムードなので、それにしっかり乗って
いきたいものだ。
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おそらく、この3チームは国際大会の実績や選手個人の経験値においては日本よりも上回っている。
ただ、日本にとって幸運なのは、この3チームが今回のアジア予選では1次リーグで同じ組になって潰し合いをすることと、日本とは準決勝まで対戦しないことだね。
とはいえ、今回のリオ世代はセントラル方式の大会を苦手にしている。
よりによって今大会は中東開催だから、日本はオフシーズンなので体調面で圧倒的に不利だ。
更には、トーナメント戦に滅法弱く、いつも「8強の壁」で敗れ続けている。
一昨年の前回のAFC U22選手権(対イラク)と仁川アジア大会(対韓国)ではいずれも準々決勝でスコア以上に悪い内容で完封負けを喰らっている(ただし、この両大会での日本は規定よりも2歳若い現在のU23代表で臨んだ)。
また、この世代はU17W杯は該当する3大会で全て出場権を得るもアジアの頂点には立てず、U20W杯に至っては2大会続けてアジア予選で準々決勝で敗れて本大会の出場権を逃すなど、国際経験が圧倒的に不足している。
それどころか、今大会の代表選手は所属チームでレギュラーを確保している選手自体が本当に少ないのは見過ごせない問題だ。
ましてや、昨年は7月のコスタリカ戦以降、日本は国内のチームばかりと練習試合を組んで海外勢と強化試合をあまりやってない(しかも、結果を残せてないだけでなく内容も芳しくない)。
怪我人が続出したとはいえ、手倉森監督の今大会の選手選考には首をかしげたくなる面がある。
リオ世代は問題点を挙げれば本当に切りがないが、日本サッカー界の将来を明るくする為だけでなく、選手自身もキャリアアップする為にも、死に物狂いで自力で五輪切符を確保しなくてはいけない。
昨日の北朝鮮戦を見ても心もとなくはないのですが、
10南アフリカW杯の岡田ジャパンのようにどんな形でもいいから結果だけは残すというスタイルでの突破期待したいですね。