先日スター・ウォーズのグッズキャラで人気があるのが、やられ
役に過ぎないストーム・トルーパーという記事を上げたのだが考え
てみるとフィギュアになっているスター・ウォーズの人気キャラは
悪役が多い事に気が付いた。
ダースベイダーは当然ながら賞金稼ぎのボバ・フェットにジャバ・
ザ・ハットなどを見る機会が多いのに対し、共和国側ではアクバー
提督やランド・カルリジアンと共にミレニアムファルコンに搭乗し
第2デススターを攻撃したニエン・ナンなどの異星人キャラの人気は
今一つなのだ。
フィギュアやグッズに載せるにはメカや異星人の方が有利という
のは分かるし、実際にC-3-POやR2-D2にXウイング機などは人気が
あるもののルーク&アナキン・スカイウォーカーやオビ=ワンらの影が
薄い。
それを考えると ありきたりだが悪役が魅力的な作品は面白いと
いう定説が、スター・ウォーズシリーズにも当て嵌まるという事
だろう。
無敵状態のダースベイダーを筆頭に圧倒的な威圧感を見せる戦艦
スターデストロイヤーに、不気味さ満載で いかにもアングラなボス
という感じのジャバ・ザ・ハットや全身を武器で覆っているボバ・
フェットらは確かに魅力的で彼らが強いからこそジェダイをはじめ
とした共和国側の奮戦ぶりが映えるわけだ。
水戸黄門をはじめとした時代劇で必ず悪代官などを演じる川合
伸旺が以前‘悪代官’というフィギュアが発売され、絶大な人気を
博したという話があったがスター・ウォーズシリーズの帝国側を
はじめとした悪キャラも同じくだろう。
ちなみに我が家ではSWシリーズで人気のあるBGMはEP1のクワイ
=ガン&オビ=ワンとダースモールが戦うシーンの曲と、帝国の
マーチだというのもそれを証明しているのかもしれない。