市神港が閉校とは

高校野球兵庫大会 7月8日、神崎−三木で開幕

 先日の新聞に初夏通じて甲子園出場15回、うち選抜優勝2回を
誇る神戸市立神港が18年度をもって閉校になるという残念なニュ
ースが載っていた。

 市神港といえば第一神港商時代に29年&30年と連覇を果たした
古豪でOBにはブレーブスで活躍した豪腕・山口高志や、ジャイア
ンツの吉田孝司らがいるものの最近は76年夏を最後に甲子園から
遠ざかっていた。

 市神港に関しては私が高校野球を熱心に見始めた頃の76年に県
予選の決勝で選抜ベスト4の東洋大姫路に勝って出場したのを思い
出すが、この年の東洋大姫路は野球の申し子といわれた弓岡啓二郎
を中心にした好チームで夏も見たいと思っていただけに正直言って
‘余計なチームが出てきた'と失礼ながら思ってしまった。

 初戦で岡山東商に1-0で勝った後、2回戦では選抜でノーヒット
ノーランを達成した戸田秀明を擁する鉾田一に土壇場で追い付かれ
ながら11回に上野克ニの2点タイムリーなどで3点を奪って7-4で
振り切った試合も鉾田一の方を応援していただけにガッカリした
ものだった。

 ただしナイトゲームにもつれ込んだ鉾田一戦は好ゲームで意外に
強いなと思っていたら3回戦で桜美林に2-3で逆転負けし、勝った
桜美林が優勝するとは思わなかったわけで結果的に鉾田一戦が市
神港最後の甲子園勝利という事になってしまった。

 ちなみに岡山東商戦と鉾田一戦はいずれも最後までTV観戦して
いたので市神港の校歌は覚えてしまったわけで、7年前に高校時代
の同級生の女子マネが息子を連れて帰省し市神港野球部に入部した
事を報告したので‘東風の浦波打ち寄せて~’で始まる校歌を歌っ
てやると驚いていたのを思い出す。

 女子マネの息子が在籍した時も最後の夏は1勝したものの2回戦で
シード校の三田松聖に完敗していたので、妙にガッカリしたもの
だった。

 ちなみに全国大会では78年秋の明治神宮大会決勝で柳川商に敗
れて準優勝だったのが最後である。

 どうしても連合チームというのは不利なので正直言って甲子園と
いうのは厳しいものがあるだろうが1勝でも多く挙げて欲しいもの
だし、今にして思えば41年前に神港を見られてよかったと思うの
である。

 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
記事の趣旨とは違いますが (Bill McCreary)
2017-06-30 23:40:27
リンクされている記事の中のOB会長氏の

>閉部は寂しい。グラウンドの場所は同じだが、そこにいるのは母校の後輩ではないのは複雑な気持ちだ

という発言はどうかと思いますね。それはそう感じるのは当然ですが、建前としての発言はやはり「寂しいが、新しい学校の後輩たちに期待したい」くらいのことは言わないと、これからの野球部員が気の毒でしょう。

>山口高志

そういえば私も、この方の母校というので、この高校のことを知っています。
 
 
 
気持ちは分かりますが (こーじ)
2017-07-01 22:26:12
>Bill McCreary様
 たしかに気持ちは分かりますが大人の発言ではないですね。

 やはりOB会長などは神港が伝統校という事で相当なプライドがあるのでしょうけど。
 
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