太田愛ワールドのウルトラマンアーク10話

 先日OAされたウルトラマンアーク10話・遠くの君へは偶然
異星人・フィオとアマチュア無線で交流を持った木崎カズオ
との交流が描かれる一方、2人が交流する電波の発信源を求め
地球へ飛来したのが今回は電波といった振動波をも食べる怪獣
ノイズラーとの攻防。

 つまり木崎カズオと異星人フィオの交流が結果的に音波や騒
音をエネルギー源とするノイズラーの地球接近を誘導する形に
なるわけで、しかも木崎カズオは飛世ユウマの中学時代の同級
生という事からの葛藤も描かれている。

 個人的に今回のEPは平成なら太田愛試作品的な内容だ。

 アマチュア無線で怪獣が引き寄せられるといえば帰ってきた
ウルトラマンの電波怪獣ビーコンを思い出すが、これに太田愛
的な世界が結びついている感じだ。

 学生時代から孤独の影を引きずるといえば円谷作品ではマイ
ナスエネルギーを溜め込んで災厄をもたらすケースが多々ある
し、そういった者が侵略を狙う外星人から騙されて…というの
が定番で交流する相手は滅亡寸前の孤独なキャラだからユウマ
も説得が大変な展開。

 今回のEPは4話のネズドロン編を担当した足木淳一郎だが、
太田愛氏が担当していたらどんな展開と結末になるか?と思っ
てしまう。

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