今から40年前の今日73年7月22日にOAされたのがマジンガーZのジェット
スクランダーデビュー編である。
実はTV放映にさきがけて劇場版のマジンガーZ対デビルマンが7月18日から
公開され劇中でジェットスクランダーは登場していたものの、残念ながら私の
住んでいる田舎では劇場で見たのは夏休みに入ってからだったので初めて
ジェットスクランダーを見たのはTV版の34話の方が先だった。
当初マジンガーZは操縦者の兜甲児がマジンガーZの操縦に慣れておらず、
それで苦戦する描写が多かったのが1クール終了ぐらいで操縦にも慣れてくると
18話に水中での戦いを得意とするグロッサムX2が登場して対抗するために
水中戦用の改造が施される。
すると19話からドクター・ヘルはマジンガーZは空を飛べないのに目を付けて
飛行機械獣を送り込み始めたのに対しマジンガーZも当初はチェーン付きロケット
パンチで引き摺り下ろしたり、アフロダイAの両胸から放たれた宇宙観測ロケットを
両腕で掴んで空を飛ぶ他ホバーパイルダーの分離を活用したテクニックで対抗して
いた。
しかし地下帝国が送り込む機械獣は更にパワーアップしているので前記したような
小手先だけの対抗策では限界に達していて遂に分離合体式のジェットスクランダー
登場編となるのだ。
前週の33話で弓教授が渡米してロケット工学の権威であるスミス博士へ
マジンガーZのパワーアップ方法を相談しジェットスクランダーの設計図を製作する
ものの あしゅら男爵によって奪われる。
ただし設計図は教授の頭の中に残っていて完成させるのだが敵のスパイによって
バリアが無効化されて機械獣ジェノサイダーF9から研究所を徹底的に破壊されて
しまう。
そんな中で射出されたジェットスクランダーと合体したマジンガーZは慣れない空の
戦いながら最後は光子力ビームを浴びせて倒し、陸・海・空を制覇するスーパー
ロボットになったわけだ。