稀勢の里の綱取りを焦らせる事なかれ

白鵬、白星締めならず 稀勢は痛恨の4敗目/名古屋場所(サンケイスポーツ) - goo ニュース

 7月7日から始まった大相撲名古屋場所は今日が千秋楽。

 場所前 最大の注目点だった大関・稀勢の里の綱取りは千秋楽で琴奨菊に
場所同様 全くいいところなく完敗したため、事実上 来場所の綱取りは
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事になる。


 一方13日目に優勝を決めた後に14日目に稀勢の里に敗れて連勝が42で
止まった横綱・白鵬は日馬富士から完敗して2敗目を喫したため結び前の稀勢の
里が敗れたのもあって何とも締まらない千秋楽になってしまった。


 綱取りを期待された稀勢の里は3日目に栃煌山から敗れたのを皮切りに7日目
まで3敗を喫し今場所の綱取りは絶望視されたものの8日目から調子を
取り戻して
14日目には白鵬に勝ち43連勝でストップさせ来場所への希望を
持たせた。

 ところが琴奨菊から完敗したのを見ると協会の上層部が含みを持たせている
ものの正直言って秋場所は1から出直しになるだろうし、その方が
スッキリする。

 相撲協会にしてみれば日本人横綱が いた方が当然ながら注目度も増すし観客
動員にも影響はあるだろう。


 しかし仮に来場所 稀勢の里が全勝優勝して強引に横綱に昇進させても日馬富士
のような成績だと日馬富士以上の批判に晒されるのは火を見るより
明らかで前途
ある力士生命を縮める危険性の方が高い。


 実際 今場所の前半で3敗した以外の相撲でも腰高の欠点が如実に出ていて
疲れが残った状態で場所に臨んだのが一目瞭然で、これこそ綱取りのプレッシャー
から来るものかもしれないが横綱に昇進すれば更なるプレッシャーに
苛まれる事に
なる。


 それを考えれば稀勢の里の綱取りは時期尚早だと思うのだ。

 現在 稀勢の里は27歳で師匠の隆の里が綱取りしを果たした31歳までは4年ある。

 隆の里の時代に比べて力士の現役寿命は延びているし師匠のような糖尿病の持病も
ないのだから焦る必要はなく、じっくり経験を積んで いつかは横綱に
昇進して欲しいし
周囲も焦らせる事なく見守って欲しい。


 拙速に弱い横綱を作る必要はないのだから。

 

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