私が所属している市の子供育成連絡協議会の理事メンバーに酒が
全く飲めない人がいる。
2月の理事研修でもマイクロバスの運転を引き受けてくれたのだが
ビール工場見学でビールの試飲ができるので本来なら気の毒な扱い
ではあるものの、全くアルコール系が苦手でウイスキーボンボンな
どのチョコや注射前に塗るアルコール消毒ですらアレルギー反応が
出るようで筋金入りという事になる。
酒が全くダメといえば福岡で修行していた時代の師匠もアルコー
ルを全く受け付けなかったわけで、日曜日の夜に住み込んでいる師
匠の居間で集まり飲み会をしていたら師匠が突然‘少しだけ飲んで
みるか’と言い出した。
チューハイ用のコップに並々と氷水を作り焼酎をキャップ半分ほど
計って混ぜたのを一口飲んだだけで‘動悸がする’と言い始めるや
いなや、体中が真っ赤になってそのまま布団を敷いて寝てしまった
のには驚いた。
というわけで師匠の家では奥さんの方が幾らか飲めるクチだった
のだが、問題はお中元やお歳暮などの贈り物の中に缶ビールセット
などがある事。
缶ビールセットの中には500mlから135mlのミニ缶まである
わけで、500などはスタッフに配るのだが135は奥さんが自分で
風呂上りに飲んでいた。
すると師匠が‘オレが酒を飲めない代わりに女房が毎晩ビールを
飲みよる’などとお客さんに言うのだが、奥さんに言わせると‘150
の缶なら普通に飲む人には全く大した事はないのに、毎晩飲むなど
言われたらさそかし自分が大酒飲みのように思われる’とブツブツ
言っていたのを思い出す。
やはり飲まない人にしてみれば500も135もビールはビールと
いう事になるのだろうが、その感覚で話されては大いに迷惑に
なるのは実感する。
ちなみに神幸祭が終わると飲み物系が余るので持ち帰りになる
のだが、その中に135のビールミニ缶が入っていて福岡時代の話を
思い出した次第だ。