まさか帰ってきたウルトラマンを代表するEPになるとは!

 今から40年前の今日71年4月30日にOAされたのが帰ってきたウルトラマン
の5話・二大怪獣東京を襲撃で両手がムチのグドンと下に顔がある斬新な
デザインのツインテールが登場するEPだ。

 帰ってきたウルトラマン初の前後編モノで、第1期ではウルトラセブンの14・
15話のキングジョー編が最も早い前後編モノだったため5話で早くも・・・という
感じだったし、何よりも第1期の時はサブタイトルに しっかり‘前編’という文字が
あったのに今回はそれがなかったので‘え~、来週に続くのか!’と驚いたもの
だった。

 帰ってきたウルトラマン前半で見られた法則であるウルトラマンの能力を持つ
郷秀樹と他の隊員との対立。

 特にエリート隊員である岸田との対立がピークに達したEPだったので、こういう
シーンが皆無だった第1期との違いを痛感してし、当時は凄い違和感を持った
ものだ。

 工事現場で化石の付着した岩の固まりを次郎達が発見し郷と岸田が来て調査
するのだがウルトラマンの能力で岩石が怪獣の卵というのに郷が気付いたのに
対し、岸田は頓着せずに‘念のため’という事でマットシュートで焼くのだが これが
卵の成長を促進してしまう。

 その岩石が埋め戻されて巨大化したため地下のショッピングセンターに買い物に
行った恋人のアキ達が閉じ込められたばかりか友人を庇ったアキが落下した破片
に当たって重傷を負うという最悪の展開になるだけでなく、そのMATの上層部が
直ちに卵を焼き払おうとするのだから こういう展開は第1期にはなかったので
驚いたものだ。
 
 郷は命令を無視してアキ達の救出作業を行い、意を決した隊長達も一緒に
作業を手伝うものの無常にも卵が孵りツインテールが出現。
 郷はウルトラマンになってツインテールと戦うものの意外に苦戦し、そこにグドン
まで出現するのだ。

 夕陽をバックにグドンとツインテールに挟撃されてピンチの状況というのが全話を
通じて帰ってきたウルトラマンでは最も印象的なシーンだが、最悪の展開で
‘次回へ続く’というのだったのだからたまらない。 

 ウルトラマンやウルトラセブンの時以上に来週が待ち遠しく思いながら1週間を
過ごしたのを覚えている。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
帰ってきたウルトラマン (kazuki)
2011-05-01 01:29:17
といえば、なんといっても「夕陽」!
これほどの確固たる固定イメージを持っているウルトラマンは他に無いと思います
 
 
 
このEPが (こーじ)
2011-05-01 23:47:55
>Kazuki様
 このEPのラストのイメージが決定的でしたね。
 BS-11で帰ってきたウルトラマンの再放送があった時に、番組提供のバックはコレでしたよ。

 
 
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