親方理事長で公益法人剥奪がいいのか?

武蔵川理事長が「復帰」=「協会再生へ努力」―相撲協会(時事通信) - goo ニュース
 今日の朝刊に謹慎中だった日本相撲協会の「武蔵川理事長が辞任を
表明」と載っていたのだが、夕刊には「理事長を続投」と正反対の記事が
載っていた。

 どうやら武蔵川理事長が辞任なら外部からの理事長が就任する可能性が
高いので、それを避けたい連中との駆け引きがあると思われる。

 とはいえ武蔵川氏が名古屋場所中に体調不良で入院した理由が胃ガンの
手術を受けるためという事が判明しているので、理事長を続けるのは常識
的に無理だろう。

 にも拘わらず武蔵川氏に理事長続投を要請している連中は、あくまで
外部からの理事長を拒否したいという狭量な考えの持ち主ばかりだと思わ
れる。

 彼らが‘相撲独自の伝統文化を守るため’と主張するのは分かるが時代の
流れに全く沿わない伝統を守るため、これまでのように親方衆のみの主導で
運営されるのは決して いい事ではない。

 協会はタニマチと呼ばれる後援者達に升席をはじめとしたチケットを売り
さばいてもらったり、後援を受けているケースが多々ある。

 確かに以前のタニマチは大金持ちが多く、彼らにとっても相撲取りのスポ
ンサーになるという事は ある意味ステイタスだったのだろうがタニマチの
中に組関係者がいても彼らはお構いなしで、大金を払って協力してくれる
人達の方ばかりしか見ずに商売するというのは明らかに時代錯誤も甚だ
しい。 

 組関係者との癒着を云々されるようなタニマチ制度をやめて、他のプロ
スポーツのような健全な運営をするように指導されているようだから、それ
でも現在の制度で運営しようと考える者達には公益法人資格剥奪は必要
ないと言っているようなものだろう。

 個人的には公益法人を名乗りたければ理事長をはじめ理事の2/3を外部
から招聘する人事が望ましいし、これまでのように外部の理事を一切入れ
ずに親方衆のみでの運営に拘るのなら公益法人資格剥奪こそが相応しい
だろう。

 とにかく病み上がりの武蔵川氏には1日も早く理事長職を退いてもらい
たいものだ。
 胃ガンの摘出手術を受けた王貞治が監督業を続行したものの1年で退か
ざるを得ないぐらい大変だったのに、ましてや相撲協会理事長という激務を
全うできるとは思えないのだから。
 

コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
三重の膿 (屯田兵)
2010-08-05 23:57:45
五郎が辞めるっていうから 「反省してます、もうこれ以上の追及はやめてください」の意味の辞任だと
思ったけれどそうではないようですね。
次は放駒かな・・・・わしうやまかな なんかこーじの声もあるらしいね
 
 
 
 
例えが悪いですね (丸万)
2010-08-06 04:17:31
私は王氏の崇拝者ではありませんが、相撲界の失態についてご自分の主観を述べるにあたり王氏の病気の例を挙げることは間違いではありませんか。
王氏が手術後に復帰したことがを非難していることに等しい。
と言いますか、汚れた各界を語るにあたって何故王氏の名を出すのか貴方の真意が知りたい。

軽はずみなのかな?
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2010-08-06 23:20:14
>屯田兵様
 力士OBでやるなら貴乃花ぐらいに任せないとダメでしょうね。

>丸万様
 初めまして、ご指摘ありがとうございます。
 確かに取りようによっては誤解されかねないので、訂正しました。

 スポーツ界でガンなどの大病を患って職務を続行したのは王氏ぐらいでしたので例えに使いました。
 1チームの監督に過ぎない王氏ですら手術翌年の08年
限りで退いているのに対し、理事長職は それ以上の激務だからという意味でした。

 
 
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