先週からスターチャンネルで始まった宇宙戦艦ヤマトⅢの4話で
ヤマトクルーの訓練シーンが描かれていた。
宇宙戦艦ヤマト2で徳川彦左衛門機関長や加藤三郎コスモタイガ
ー隊長らを含め僅か18名の生存者を残し戦死しているので、新たな
クルーが乗り込んだ事から航行しながら訓練するというのは当然だ
ろうし放送予定が当初52話だった事も影響しているのだろう。
1作目同様 地球を出発したヤマトが月から火星までワープテスト
をした後に主砲の射撃訓練や負傷者の救助訓練など、実に16時間
ぶっ通しでやった後に古代進艦長だけでなく佐渡酒造医師までが
射撃訓練を行うシーンまで出てきた。
佐渡医師は酒瓶を片手に射撃訓練をし、それでも標的に命中させ
ているのだから凄いとは思うのだが幾らなんでもさすがにやり過ぎ
ではある。
平凡な人間たちが人間の弱さを知り努力し助け合うことから生み
出される力がヤマトの強さという事が語られるし、これこそが全て
コンピューター制御になってクルーは計器を見張るだけという新型
戦艦アンドロメダを‘単なる戦闘マシーン’に譬えて古代達が嫌悪
する価値観と対極という事になる。
ちなみにこのEPの脚本を担当した藤川桂介は2までのヤマトシリー
ズのメインライターだったが、Ⅲで氏が担当したのはこの4話と次の
5話が最後なのでヤマトシリーズのポリシーを劇中で語りたかったの
ではと思ってしまう。