地元で初めて宅配ピザを食べて20年

　今から20年前の今日は地元で営業を始めた宅配ピザを初めて食べ
た日である。

　20年前の8月8日は月曜日で福岡時代の師匠の法事に出席し盛り鉢
料理を食べて帰宅したものの、中途半端に腹が減っていたので夕食
として数日前にチラシが入っていた宅配ピザを注文する事にした。

　宅配ピザは蒲田時代に練習後の夜食としてコンクール前など食べて
いたのだが、当時 私の地元には宅配ピザ屋がなかったのでチラシを
見た時には‘久しぶりに宅配ピザが食べられる’と喜んだのだが・・・

　まず電話をすると場所を聞かれたので‘国道を○○方面に向かって’
と説明していたら‘ウチは○○は区域外ですよ’などと受付担当者とは
全く話が噛み合わずイライラしていたのだが、輪をかけたのは注文
してから30分以上経つのに到着しないのだ。

　蒲田時代に主に取っていたピザは注文して30分を越えると割引と
いうのが売りだったドミノピザで、コチラをスタンダードにしている事
から1時間以上経っても到着しないのだ。

　当然ながら40分経った時に催促の電話をかけたのだが‘既に配達
には出てます’の一点張り。

　結局ピザが届いたのは電話注文から1時間10分後だったので配達
人に やかましく怒ったのだが、その後このピザはカットモデルで
使っていた学生の夜食用として何度か注文する事に。

　ピザも冷えていた事もあって味としては微妙なものがあったが、
とりあえず地元では唯一の宅配ピザだったのでガマンして食べた。

　もっともカラオケボックスが店で出すピザを宅配していたという
事から諦めの境地だったのだが、2年後の96年7月にカットモデル
に夜食として取ろうと電話すると‘宅配部門は先月一杯で宅配部門
は廃止’という旨の留守番電話メッセージが流れていた。

　地元唯一の宅配ピザなのに・・・と思いつつ外を散歩していたら
電柱看板に宅配ピザチェーン店が7月下旬にオープンすると記さ
れていたの見ると、チェーン店の味とは雲泥の差というのを知って
いたからこそ大手チェーン店がOPする直前に手を引いたのだろう
とは思うけど　どうも釈然としないモヤモヤが頭に残っていた。