今日は5月5日でこどもの日だが印象深いのは、この日にOAさ
れたウルトラマンAの5話にウルトラ兄弟の長男・ゾフィが登場し
エースとタッグマッチで戦ったのである。
第1期ウルトラではゾフィはウルトラマンの最終回でゼットンに
倒されたウルトラマンを救うため命を2つ持ってきてウルトラマン
とハヤタを甦生させ、2人を分離しウルトラマンと共にM78星雲に
帰っていったわけでウルトラ兄弟という設定はなかったためウルト
ラマンを迎えに来ただけの存在でセブンの最終回にM78星雲に戻る
よう警告に来たセブン上司と大して変わらないキャラではあった。
ところが帰ってきたウルトラマンの2クール目に入ったあたりか
らウルトラ兄弟の設定がてきて、俄然ゾフィは注目されるキャラに
なったのだ。
帰ってきたウルトラマンに対し初代ウルトラマンとセブンを兄と
設定したのだが、3人を束ねる存在が必要になりゾフィがウルトラ
兄弟の長男という事になったのはゼットンにやられた初代ウルトラ
マンを甦生させた事が大きいだろう。
とりあえず帰ってきたウルトラマンのナックル星人編で帰ってき
たウルトラマンのピンチに初代ウルトラマンとセブンが助けに来る
という形で競演させ、次番組のウルトラマンAではウルトラ兄弟を
前面に押し出した作品となって1話に5兄弟が勢揃いすると5話で
初めてエースと組んで超獣アリブンタとギロン人のタッグと戦った
わけである。
ただ敵の強さもアピールしなければいけないためゾフィも他の兄
弟達と共に苦戦するシーンが多々出てきて、特にタロウではバード
ンの火炎放射で頭が燃え上がり口ばし攻撃で惨殺されるという悲惨
なシーンまであり我々が抱いていた圧倒的な強さは影を潜めていた。
それを考えると主役番組を持たずに圧倒的で神秘的な強さを要求
されるゾフィは戦闘は、なるべく参加せずにウルトラの父のような
兄弟が絶体絶命のピンチのような場面で助けに来るような設定にし
ていた方がよかったのではないかと思ったのだ。