タイソン・フューリー、デオンテイ・ワイルダーを圧倒


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/sports/kyodo_nor-2020022301001632

 日本時間の今日の午後ラスベガスのMGMグランドガーデンアリ
ーナで行われたWBCヘビー級タイトルマッチは1位のタイソン・
フューリーが、王者のデオンテイ・ワイルダーに7RでTKO勝ちし
5年ぶりに王座に返り咲いた。

 両者は一昨年12月に対戦しフューリーが試合をコントロールし
ながらワイルダーが2度のダウンを奪い三者三様の引き分けだった
ので決着戦という意味合いもあったわけだが、試合前の予想では
判定でフューリー&KOならワイルダーというのが最近の試合ぶり
からも最も説得力のある予想ではあったのだ。

 ただし試合前の計量の様子を見るとフューリーは8㌔もの増量し
て臨んでおり、これが両者にとってどう出るかというのが最大の見
どころになっていた。

 試合が始まると最初はワイルダーの文字通りワイルドな右がうな
りを上げて襲いかかるものの、2分過ぎからフューリーが反撃し左の
リードでプレッシャーをかけてワイルダーを下がらせる展開になっ
たのでワイルダー得意の右が殺される形に。

 3Rにワン・ツーの右ストレートが耳の後ろに当たってワイルダー
がダウンし何とか立ち上がったものの耳からの出血が王者の危機を
際立たせる形になると、5Rにもボディブローで2度目のダウンを奪い
一方的な展開になり迎えた7Rにコーナーに追い込んで右2発を命中
させるとレフェリーがストップした。

‘判定でフューリー、KOでワイルダー’という試合前の予想はスピード
はフューリーが上という事を示唆していたのだが、計量時に増量して
来たのを見るとパワーに重点を置いた形になっていたので最大の武器
であるスピードを放棄したのではという雰囲気だった。

 ところがフューリーの左はジャブでも左ストレートのような威力を
見せてワイルダーを圧倒する形になり、徐々にワイルダーが削られる
展開の中で奪った3Rのダウンがワイルダー最大の武器である右ストレ
ートの威力を殺す事になっていったのだ。

 もっとも他の選手ならばフューリーのプレッシャーで圧倒されただ
けで終わりそうだが、ワイルダーの右一発は全てのダメージをチャラ
にする威力があるだけに一方的な展開ながら最後まで手に汗握る展開
の試合で‘これぞヘビー級タイトルマッチ’という感じだった。

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