今回、W杯後も日本は弱くならない!サンウルブズが埋めたラグビーの空白。
スーパーラグビーに参戦中のサンウルブスが現在5連敗中と苦戦
している。
昨年のイングランドW杯でベスト8こそ逃したものの優勝候補の
南アフリカに逆転勝ちするなど3勝を上げるなど大健闘した日本代
表だったが、19年の自国開催のW杯でベスト8以上を目指すなら
常にレベルの高い試合をする必要があるという事でクラブレベルの
日本代表=サンウルブスを結成し南半球の16チームからなるスーパ
ーラグビーに今シーズンから参戦する事になった。
問題は昨年のW杯の活躍からラグビーに飛びついた俄かマスコミで
スーパーラグビーの対戦レベルを全く考慮に入れず、無邪気にW杯
並みの活躍を期待している事だ。
昨年のW杯の活躍はエディ・ジョーンズという稀代の名コーチに
よって長期間鍛え上げられ、しっかりとした準備を経た集大成で臨
んだからこそ上げられたもので南アフリカに勝つ前は91年のジンバ
ブエ戦まで遡らなければならないぐらい強豪国に勝つのは難しもの
だった。
今回のサンウルブスは日本代表から五郎丸歩ら主力が抜けた寄せ
集めのようなチームで準備という面からも立ち遅れているのに対し、
対戦するチームは下手な代表チームよりもレベルが高いので勝ちは
おろか引き分けたりボーナスポイントである勝ち点を上げるだけで
も大変なのだ。
それを考えれば6点差以内で敗れた試合が2試合あるというのは
参戦初年度にしては大健闘というべきだろう。
だから我々は無知なマスコミに煽られる事なくサンウルブスの勝
ちを祈るのは当然ながら勝ち点を取れればOKという考えも持つべ
きだろうし、特に現在は最も厳しいといわれる南アフリカラウンド
3連戦中なので そのあたりを考慮して応援していきたいと思う。