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こーじ苑
ハリルホジッチ監督解任に ついて
ハリルホジッチ監督を解任=後任に西野氏有力―サッカー日本代表
昨日の朝MLB中継を見ていたらニュース速報でサッカー協会が
ヴァイド・ハリルホジッチ監督を解任と出たので驚いた。
ハリルホジッチ監督はハビエル・アギーレ前監督がスペインの監
督時代の八百長問題で解任された後任として就任したわけだが、W
杯ロシア大会の出場権を獲得したまではよかったものの以後は低調
な試合が続き3月のベルギーでの試合ではマリと引き分けウクライ
ナには完敗しただけでなく主力選手達との不協和音も輪をかけた形
でW杯での3連敗もありえるという事で解任を決断したとの事。
問題なのはW杯を約2ヶ月後に控えたこの時期に監督を解任し、
後任に指名した西野朗で結果が残せるのか?という事。
そもそもハリルホジッチを招聘したのはブラジルW杯でアルベル
ト・ザッケッローニ監督の下で選手達が望むパスで相手を崩して行く
‘自分達のスタイル’に拘った正攻法で戦った結果1勝もできないと
いう悲惨な結果に終わった反省から、戦術に幅を持たせた弱者が強敵
に勝つというスタイルを持ち込める監督という事でハリルの‘縦に速
いスタイル’というのはオプションの1つとしてザック・ジャパンに
なかったものと考えていた。
当然ながらザック時代の主力選手は不満を漏らしていたわけだが、
協会側が多彩な攻撃パターンを望んでいたのならハリルのスタイルで
行くべく腹をくくるべきだったろうし、これまで90分で勝てなかっ
たオーストラリアにW杯予選で勝った試合などは最たるものだろう。
たしかにW杯出場を決めた後の試合ぶりは決して褒められたもの
ではなかったしマスコミの評価も低かったわけだが、協会としては
それを承知で招聘したのだから最後までマスコミからの防波堤にな
るべきだったのを突然放棄しての解任である。
元代表監督の岡田武史は‘戦術の徹底は2ヶ月もあればできる’
と以前語っていたし実際に南アフリカW杯では証明したわけだが、
長く見て来た監督だったからで西野朗に2ヶ月の準備期間でそこま
でできるのかという疑念も湧く。
西野朗といえば22年前のアトランタ五輪でブラジルに勝つなど
グループステージでは敗退したものの2勝し‘自分達のスタイル’
に拘る選手を押し切ってリアリズムに徹した戦いをしたという意味
では希望は持てるのだが・・・
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拙記事でもご紹介したように、純粋な指揮能力よりスポンサーの意向や視聴率、マスコミ、サポーターの人気が大きく左右したんじゃないんですかね。2010年の岡田采配は、奇跡的にうまくいったというやつで、西野氏にそれを期待するのは酷でしょう。しかしそれを期待するしかないわけです。
https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/bb8b0886fd978440457425b74c1374b5
実は個人的に唯一の救いは西野朗新監督だと思ってます。
西野氏はアトランタ五輪のブラジル戦で自分達のスタイルに拘る前園らの意見を抑えて守備的な試合をして歴史的な1勝を挙げましたし、ナイジェリア戦で守備的なスタイルに対する不満を燻らせた中田英寿を3試合目のハンガリー戦で起用しなかったという筋を通してますからね。
選手の言い分を全て受け入れたザッケローニよりもいいかと思います。