先日ウルトラセブン幻の作品の中に宇宙人15+怪獣35という
ウルトラQやウルトラマンに登場した宇宙人や怪獣までを総登場
させる企画があったという事を扱った。
もっとも予算不足ゆえに異形の敵が登場しない第4惑星の悪夢
という形になったわけだが、正直言って大量に以前登場した怪獣
や侵略宇宙人が登場するEPは円谷作品では不向きだと思ったり
する。
かつてヒーローに倒された敵が復活し大挙して逆襲するという
のは東映作品の得意技で、キャプテンウルトラや仮面の忍者・赤影
から始まり仮面ライダーや変身忍者嵐に人造人間キカイダーや超人
バロム1などでも必ず1度はあった。
とりあえず復活した敵は倒される前よりパワーアップしている
という設定だったが、あっさりとやられる傾向が強く期待して見
ていたもののガッカリするケースが多々あった。
ただし巨大ヒーロー作品では意外に難しくピープロ作品の宇宙
猿人ゴリ対スペクトルマンで大激戦!七大怪獣というEPぐらいで、
円谷作品ではミラーマンで5体の怪獣が登場する怪獣軍団ミラー
マンを襲うがあるぐらい。
等身大ヒーローなら怪人などの敵が多くても問題ないが巨大ヒー
ローの場合は立て続けに怪獣が大量に登場しても見分けが付きにく
く、これは劇場版・大怪獣バトル・ウルトラ銀河伝説などで証明さ
れた。
ましてやセブンの時代はCGがないので着ぐるみの使い回しも多
くゴモラ・ザラガスや、ネロンガ・ガボラ・マグラにレッドキング
・アボラスは同じ着ぐるみなので共演は無理だっただろう。
そういう意味で巨大ヒーロー作品では多くの敵が登場するEPは
好ましいものではないのかもしれない。