世界柔道、23日に開幕=初日に注目の女子48キロ級(時事通信) - goo ニュース
日本時間の明日の夜からパリで世界柔道が開幕する。
北京五輪が終わってから柔道界はプロ化にかじを取り世界ランキング制が
導入されたのだが、五輪に出場するなら男子でいえば世界ランキング22位
以内に入らないと出られなくなる。
その世界ランキングの上下動に大きく影響するのが世界選手権で、特に五輪
前年に開催される世界選手権の占める割合は大きい。
ちなみに北京五輪後は奇数年に開催されていた世界選手権が毎年開催と
なった。
一昨年は男子が何と金メダル獲得が0という屈辱の大会となったのだが、
昨年は日本開催だったという事もあり五輪種目では金3・銀1・銅3の計7個を
獲得し‘復活’と手放しで喜ぶメディアが多いのには閉口した。
日本開催だった昨年から1階級2人まで出場できるようになったのだがラン
キングが高い‘本命’の日本選手が今ひとつで、反対に各階級のNo2だった
選手の活躍が目立った形になったのだ。
これは一応喜ぶべきだろうが、まず開催国のアドバンテージがあったし2番手
選手の場合ライバル国の選手にしてみればノーマークだから気楽な立場での
出場で好成績という形になるだろう。
しかし今回はディフェンディングチャンピオンという肩書きも持つ事になるので、
ライバルからのプレッシャーも凄いだろうし‘柔道大国’フランスでの開催だけに
今回はアウェーで力を出し切れるかがポイントになる。
今大会のレギュレーションは軽量級からのスタートで、初日は五輪3連覇を果
たした野村忠弘がいた男子60㌔級と昨年の世界選手権で森下純平が金を獲得
した66㌔級が、女子は‘優勝するより日本一になる方が難しい’と言われる
48㌔級が行われる。
ここで できれば3階級全て、悪くても2階級を制すれば勢いに乗れる。
反対に男子の場合 初日に金を取れなければ100㌔級の穴井隆将に2年前
同様、凄いプレッシャーがかかるのは間違いない。
だから男子は初日に全てが かかると考えていて いいだろう。