じっと手を見ると・・・・・

　昨日2月19日は雨水。
　雪から雨になるぐらい暖かくなる時期というわけだろうか、15日ぐらいから
過酷だった寒さも ようやく緩み最高気温も10度を越えるようになってホッと
する毎日である。

「働けど、働けど、我が暮らし楽にならず。じっと手を見る」という石川啄木の
詩ではないが、ここまで寒い日々が続くと営業的にも とんでもない悪影響を
及ぼしてしまった。

　そして手を見ると・・・・・・



　ひび割れだけでなく、しもやけもあって かなり荒れている。

　業界に入った頃はシャンプーを中心にするので冬場は手が荒れるのは仕方
ないが、経験年数を積むと手の皮膚にも耐性が出てきて荒れ方も新人の頃
ほどではない。

　ところが ここ数年再び手が荒れ始めたので、今年の冬は11月下旬頃から
ハンドクリームを必ず営業終了後には塗るようにしていた。
　40代に入った頃ならばハンドクリームを少し塗れば何という事はなかった
のが、最近は それでも荒れてしまう。

　ご存知のように今年の冬は12月に入ると一気に冷え込み始めたので店の
営業自体が暇になってしまったので、シャンプーの回数も減って手荒れをする
のは20日過ぎてからと思っていたら12月初旬から既に荒れ始めたではないか。

　追い討ちをかけるように1月下旬から手の指にしもやけができ始めたのだ。

　子供の頃は皮膚が弱く冬になると必ずしもやけになっていたのだが、業界入り
してからは修行先がコチラより暖かい福岡市内や東京だったのでしもやけは
できず、実家に帰っても しもやけとは無縁の日々だった。

　それが今年は しもやけができるのだから、いかに寒いか分かるだろう。

　しもやけのタチの悪さは暖まると痒みが出るというもので、同じ痒みでも夏場に
蚊から刺された痒みならば あまり薦められないがかきむしれば痒みからは開放
されるのに対し、しもやけの場合はかきむしるわけにもいかない。

　ちなみに我が家の次男も しもやけ持ちで今年の冬など冷え込み始めた11月
下旬に既にしもやけになっていたのだから、いかになりやすいか分かるだろう。


　予断ながら次男は小児科にもらった しもやけ用の塗り薬をつけているのだが、
子供の頃の私を思い出す。

　そういえば1月下旬に長男が「お父さんの仕事」について‘大変な事’はという
質問に手が荒れる事と答えたのだが、ちょうど手荒れが最も酷い時期で仕事の
合間にハンドクリームを塗りながらの答えだったので長男はよけいに実感した
のではと思う。

　幸いにして手荒れは暖かくなると治るので1日も早く暖かくなってくれる事を1日
千秋の思いでいるが、昨日の雨水というのは暖かくなる前であと少しという希望が
あって嬉しいものだ。