1月16日に行われるdhk新年総会&60周年記念式典出席の
ため15日から上京し、現地の友人達と3年ぶりに会ってカラ
オケなどで盛り上がった。
基本的に友人達とのカラオケはヒーローソングが中心で、
残りはドラマの主題歌などが歌われているのだが気付いたの
が作曲者の表示で菊池俊輔の名前がやたらと出て来た事。
菊池俊輔といえばヒーローソングだけでなく時代劇から
アクション作品に刑事ドラマをはじめとした多彩な劇伴を
作曲しているわけで、本来なら別段不思議でもないものの
‘また菊池作品?’という形で表示されると驚くものがある。
もともと菊池俊輔は水戸黄門や破れ傘刀舟悪人狩りなどの
時代劇を担当した木下忠司に師事していたわけだから、時代
劇の劇伴が得意なのは分かる。
菊池氏の劇伴はテンポが良く盛り上がりがあるのが特徴で、
だからこそ仮面ライダーをはじめとした等身大ヒーローの劇
伴などに向くし暴れん坊将軍のような痛快時代劇とも相性が
いい。
もっとも必殺シリーズのようなアウトロー系では菊池氏
よりも平尾昌晃の方がしっくり来るのは言うまでもないが…
また怪獣映画でも空を飛び子供の味方という位置付けが
決定していた昭和ガメラシリーズならば合う一方で、重厚
さが求められるゴジラ系では伊福部昭には敵わないとも思
える。
怪獣映画なら伊福部昭や佐藤勝、刑事ドラマなら大野克
夫にスポ根アニメなら渡辺岳夫ら その道のスペシャリスト
が多い中で、あらゆるジャンルの劇伴を手がけ視聴者の耳に
しっかりと余韻を残す曲を作っているというのは出色だ。
そういうわけで終わった後に‘やはり菊池俊輔って凄い’
とみんなで口々に賞賛していたわけである。