検証!北京五輪・競泳偏

 競泳は参加が延べ45人でファイナル進出が20人、メダル獲得が北島
康介の金2個を含め合計5(金2・銅3)という成績。

 前回のアテネでは延べ36人でファイナル進出が20人でメダル獲得は
8個(金3・銀1・銅4)だから、多少は成績が落ちている。

 ただし2回前のシドニーは延べ35人でファイナル進出が18人でメダル
獲得は4個(銀2・銅2)というもの。

 更にアトランタは延べ43人でファイナル進出は12人だったがメダルは
0だ。

 これを見ると高速化した現在の競泳で大いに健闘していると言える。

 メダル0と惨敗したアトランタの反省から水連は参加標準タイムをファイ
ナル進出可能に設定して選考会を行ったのがシドニーから。
 当時は女子が元気で獲得メダルの全ては女子種目だったが、一方で
自由形は出場権すら獲得できないケースが多かった。

 アテネが終わったときに‘これからは自由形を強化しないと’ と言われて
いたが、今回はアテネより9人も参加種目が増えていたのだ。
 これこそがレベルアップの証拠だろう。

 最大の課題はポスト・アテネ組だ。
 個人種目のメダリストは北島、松田、中村とアテネ経験者。
 一方で初参加でメダル候補と言われた男子200m背泳ぎの入江陵介らの
初出場組はファイナルには残れたもののメダルには届かなかった。
 これは北島ですら初参加のシドニーでは4位が最高だったという事実が
初出場でのメダル獲得の困難さを証明している。
 とはいえ前回の銅メダリストで今シーズン女子200mバタフライのランキン
グ上位だった中西悠子が中国の伏兵に敗れて5位に終わるなど世界の
レベルアップは目覚しいものがある。 

  4年後のロンドンでは北島康介らアテネからのメンバーがいなくなる
可能性が高いだけに正念場ではあるが、入江や女子平泳ぎの種田恵
らが中心になってメダル複数確保を目標にしてもらいたい。

 間違ってもモントリオールやロサンゼルスの頃のような

暗黒時代に時計の針を戻してはいけないのだから。 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
見ていたよ (柴田真紀)
2008-08-29 00:04:14
 情けない、モントリオールやロスの競泳を。
 一人も決勝に進めなかったモント五輪のことなんて、忘れたいですわ。
 
 
 
あの頃は最悪でした (こーじ)
2008-08-30 00:04:21
>柴田真紀様
 確かにモントリオールでは決勝進出0でしたね。
 ロスでも長崎宏子以外は入賞1人のみの惨敗でしたが
、あの頃と比べれば天と地の差ですよ。
 強くなったな・・・と感無量です。
 
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