内村鉄棒も金!世界大会最多メダル24個目 監物に並んだ
グラスゴーで開催されていた体操の世界選手権が一昨日終了した。
五輪前年に開催される世界選手権は団体戦の五輪予選を兼ねて
おり、男子は当然ながら女子もしっかりと団体戦の出場権を獲得。
そして男子団体は世界選手権では37年ぶり、五輪を含めると04
アテネ五輪以来11年ぶりの悲願達成という事になったしエースの
内村航平が団体&個人総合&鉄棒という3つの金メダルを含めた
合計4つの金メダル獲得といった大躍進だった。
ロンドンの頃までは完成度が今ひとつでも高難度の技に拘る方が
有利になるルールから完成度の高さ求めるようになったので丁寧に
演技するイギリスが2位に入ったのに対し、難易度の高い技で勝負
する中国やロシアが今ひとつの成績だったのも今大会を象徴してい
るだろう。
メダルを取ったのが内村だけでなく床の白井健三と あん馬の萱
和磨ら複数の選手がメダルを獲得したのは大きく、特に萱の登場は
内村の苦手種目をフォローしてくれる貴重な存在だけに心強い選手
が出てきたし もう1人ぐらい あん馬が得意な選手が出てくると団
体戦で内村を休養させる事ができる。
白井が床だけでなく跳馬も得意なように萱も あん馬だけでなく
つり輪でも種目別でメダルを狙えるようにレベルアップすれば、
更に日本の選手層が厚くなり複数メダルの可能性が高くなる。
また大会前にケガの影響で出場すら危ぶまれた加藤凌平や平行棒
と鉄棒で落下した田中佑典らが復調し、特に加藤が個人総合で内村と
優勝争いができるレベルに上がれば日本のメダル数も飛躍的に増え
るのではないか。