ようやく2体目のオリジナル敵キャラ登場

　今日OAされたウルトラマンZの10話・宇宙海賊登場！には宇宙
海賊バロッサ星人が登場したのだが、第1話に登場したゲネガーク
以来のオリジナル敵キャラになる。

　ウルトラマンZには1話のゴメスからスタートしネロンガやギガ
スにゴモラ、テレスドンなどウルトラQの頃からの怪獣が登場する
のでオールドファンの私には嬉しいもののオリジナルの敵キャラは
考えてみれば1話に登場した凶悪宇宙鮫ゲネガークのみ。

　ゲネガーク自体は小惑星や怪獣をも飲み込む巨大な口が特徴で、
実際にゼロとZとの宇宙空間での戦いでは体内からブルトンを吐き
出してゼロを異空間に飛ばすなど手強い存在だった。

　今回のバロッサ星人は銀河中で略奪と破壊を繰り返す文字通り宇
宙海賊の名に相応しくキングジョーに乗って地球に飛来しウルトラ
メダルを奪おうとするわけで、前回はキングジョーの活躍のみだっ
たのが破壊されたキングジョーを奪回しようと企む。

　このバロッサ星人はキングジョーをぺダン星から強奪したとみえ
るし帰ってきたウルトラマンに登場した中性子怪獣サターンの皮の
マントで体を隠し、巨大化能力はなさそうなもののダダが持ってい
たミクロ化光線を逆用して巨大化しマグマ星人のマグマサーベルを
使ってZと戦うなど他のシリーズの要素がたっぷり入っている。

　また地球人とのコミュニケーションを取る時には洗脳した人間の
頭を掴んで翻訳機代わりにするのは、バルタン星人が最初に行った
手法でもある。

　他のキャラの武器を流用するという敵といえばキン肉マンに登場
した悪魔超人ステカセキングを思い出すが、バロッサ星人にもオリ
ジナルの技としては手の渦巻き模様をかざすことで相手の動きを止
める能力があるぐらいか。

　とりあえず星人は卵を1度に1万個生むという事だから断末魔で弟
たちが仇を打つと言っていた事もあり、これからも登場するキャラ
なのかもしれない。