石堂淑朗ウルトラデビューから50年

 今から50年前の今日71年8月20日にOAされた帰ってきたウルトラ
マン20話・怪獣は宇宙の流れ星に登場したのが磁力怪獣・マグネド
ン。

 強力な磁力を帯びているのだが何と言っても体がマグマ質で壊れ
やすいためMATの爆弾で粉砕されるものの、落雷をきっかけに復元
するなど磁力のある地球上では倒せないという厄介な怪獣だ。

 このEPの脚本を書いたのが石堂淑朗で円谷作品では怪奇大作戦の
美女と花粉と呪いの壺を書いているのだが、このマグネドン編が石
堂氏のウルトラデビュー作品になるわけで後に第2期ウルトラでは
多くの作品を遺してくれている。

 デビュー作品というのは後の作風が垣間見る事ができるわけで、
帰ってきたウルトラマンの円谷デビュー作品のボスタング編などを
見ると然りと思ったりする。

 このEPは戦争好きのキール星人がボスタングを送り込みタンカー
などを襲撃するのに対し、宇宙の平和を祈るルパーツ星人が飛来し
キール星人の侵略を警告する。

 ちなみにキール星人は最後まで姿を現さないわけだが上原氏の
作品は地底ロボット・ユートムが動き回る地底都市を作った者や、
恐竜戦車を操るキル星人にシャドウマンを送り込み防衛軍のマイ
クロフィルムを強奪する宇宙人など姿を現さない謎の侵略者が登
場する。

 石堂氏の作品では今回のマグネドンが爆弾の直撃を受けバラバ
ラになるシーンがあるが、後に石堂作品で帰ってきたウルトラマ
ンがスノーゴンの冷凍ガスで氷結させられバラバラになったりタ
ロウがエンマーゴの刀で一瞬首を飛ばされたりレオもブニョとブ
ラック指令の手で氷漬けにされノコギリでバラバラにされる。

 そして第2期ウルトラの最終話となる80の最終回も冷凍怪獣マー
ゴドンに対し、凍り付かせた後に巨大な鉄球を落下させてバラバラ
にして倒すなど石堂作品=バラバラにという要素が最初の担当EPで
も描かれているのが印象深い。

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