Jリーグ開幕から30年


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20230515-0157

 今から30年前の昨日93年5月15日に東京国立競技場でヴェルディ
川崎ー横浜マリノスというカードで
Jリーグが開幕し、ここから日
本のスポーツ界の概念が一気に変わったと思う。

 試合は19分にヘニー・マイヤーのゴールで川崎が先制するも、
後半に入ると横浜が48分にエバートン・ノゲイラのゴールで追い
付くと59分にはラモン・ディアスのゴールで勝ち越して逃げ切り
2-1で記念すべきJリーグ開幕戦を勝ったのは横浜だった。

 この翌日に横浜フリューゲルスー清水エスパルス・鹿島アントラ
ーズー名古屋グランパス・ガンバ大阪ー浦和レッズ・サンフレッチ
ェ広島ージェフ市原の4カードが行われ、私事ではあるが幸運にも
広島ー市原戦を生観戦できたのは今でもいい思い出だ。

 それまでの日本のスポーツ界は選手に個人事業主という感覚は
希薄で、プロ野球ですらジャイアンツは読売新聞野球部といった
イメージを抱く者の方が多かった。

 ところがJリーグは地域密着を謳っており企業名を廃して地域
名で呼称するという世界的には当たり前の事を導入し、当初は某
新聞社の社長が猛反発していたが最終的に地域名を入れるのがポ
ピュラーになりパリーグを中心としたプロ野球だけでなくバスケ
ットボールやラグビーなども追随している。

 また当初10チームからスタートしたJリーグが今やJ2、J3を含め
60チームに増えているのだから見事な進歩だと思うし04年に自分
達の目先の利益のみを考えた某新聞社社長らが‘少子高齢化になる
のを見越して’という全く説得力のない大義名分を掲げた10球団に
よる1リーグ制がツッコミどころ満載になって頓挫したのもJリー
グの成功あってのもの。

 昭和の感覚ではプロの興行にスター選手は絶対必要で、それが
いないチームはダメという価値観があり代表選手の海外クラブ移
籍はチームの弱体化&Jリーグの衰退を招くという感覚だった。

 しかし地域密着しているからスター選手が流出しても他の選手
達に出場機会が増えるので実戦経験を積んでレベルアップし新た
なスターが生まれ、代表選手が海外の厳しい環境の中でプレーす
る事により更なるレベルアップにつながっている。

 代表チームが30年前はドーハの悲劇でW杯出場を残り数秒で逃
したのが、前年同じカタールで行われたW杯ではドイツ&スペイ
ン相手に逆転勝ちしてグループステージ1位通過するまでレベル
アップしているのが分かるだろう。

 それを考えるとKリーグは他のスポーツにまで好影響を与えて
いる事になるわけで、その功績は計り知れないと思うのだ。

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