ウルトラマンネクサスのガルベロス編からゴルゴレム編にかけて
2代目デュナミスト・姫矢准のバックボーンが明らかにされる。
姫矢は元戦場カメラマンで紛争地域に取材に行った際に現地の
少女・セラと心を通い合わせたものの、セラが姫矢の取材先まで
追いかけて来て砲撃に遭って命を落とした事がトラウマになって
いたという事。
カメラマンは怪獣映画では主役の職業として登場するケースが
多く防衛チームに所属しないミラーマンの鏡京太郎が契約カメラ
マンだったし、仮面ライダー2号の一文字隼人も然りだったわけ
だから市井のキャラの職業としてはポピュラーなのだが戦場カメ
ラマン上がりというのは意外だった。
当然ながら戦場カメラマンというのは死と隣り合わせなので、
なぜ姫矢がそこまでなったのかという事が語られるわけだし姫矢
編のヒロイン・佐久田恵だ。
姫矢のカメラマン時代の事を知っているのは佐久田恵以外では
根来甚蔵がいるが、根来が姫矢をライバル的な存在と思っている
のに対し恵は姫矢の新聞社時代の先輩で姫矢の身をを案じている
わけで孤門に姫矢の事を語るのも納得がいく。
姫矢が孤門の事をなぜそこまで気にかけるのかを知り2人が
デュナミスト同士で心を通わせて行くという事こそ、将来的に
デュナミストが交代しても孤門が結び付ける事ができるキャラ
というたち位置も確保する事になる。
そうしてみるとネクサスという作品は他のウルトラに比べて
登場キャラの掘り下げが素晴らしいと思うのだが、それゆえに
内容が重くなり子供には難しかったのかもしれない。