子供達の楽しみを見つけ出す‘頭’は凄い

 明日でカルタ大会から1週間となるのだがカルタの練習会は基本
的に地元中学にある和室で行われる。

 この和室の広間の片隅には将棋盤や碁盤にリバーシなどボード
ゲームもあるので子供達は練習開始前や休み時間、練習終了後に
親の迎えが来る前までなど遊んでいる。

 意外に最近はTVやスマホゲームなどがあるものの将棋盤や碁盤
などは却って珍しいようだから子供達が群がるのも分かるし、よ
くしたもので通常の将棋や碁をしていたら時間が足りない事から
山崩しや五目並べなどの方を喜々としてやっているのを見ると悪
いものではないと思ってしまう。

 ところが毎週月曜・木曜・金曜に行われるカルタ練習ではあるが
期間中に1・2回ほどPTA関係の会合が和室で行われるので、こういう
時には1階にある教室を使わせてもらう事になる。

 当然ながら教室での練習は将棋盤や碁盤がないので休み時間が
退屈に見えるのだが、子供達が考え出した楽しみは校内探検。

 すなわち真っ暗な校内を探検して回るわけで意外に不気味だから
スリルがあるようだし実際に我々も小学校で行われる育成連絡協議
会の例会が終わって帰る時に、他の話し合いが終わっていたり職員
室に誰もいなかったりすると真っ暗になるわけで肝試しでもできる
雰囲気になっている。

 よくしたもので中学生の長男が校内を案内してやるという名目で
探検すると女の子達はキャーキャー言いながらも楽しそうである。

 ちなみにカルタの練習時間は19:30から20:30過ぎまでだが和室を
使った会合は20:00過ぎには終わるので、終了次第に和室に移る事に
なるわけだから教室練習の日は20:00過ぎの際どい時間から休憩時間
にして校内探検をさせるようにしている。

 校内探検と言っても各教室には鍵がかかっているので中に入る事は
できないので学校側も大目に見てくれるが、唯一のクレームは子供
達の騒ぐ声ぐらいである。

 カルタの練習だけでなくキックベースの打ち上げでの水合戦や肝
試しなど‘最近の子供はゲームにばかり夢中で他に興味を示さない’
というステレオタイプの評論がいかにいい加減な事か分かるし、楽
しみを見つけ出す才能は凄いなと感心するのである。

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