ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
白神博士には芹沢博士の苦悩が分かる
先日扱ったネタ‘設計図はオレの頭の中に・・・’の中でゴジラの芹沢博士
の話が出たのだが、劇中で芹沢博士は
‘一切の書類を焼いたとしてもオレの頭の中には残っている。
オレが死なない限り、どんな事で再び使用する立場に追い込まれないと
誰が断言できる!’
とゴジラを倒せる唯一の武器・オキシジェンデストロイヤーの使用を懇願した
尾形に対して使用を断るために語ったセリフである。
そして芹沢博士は東京湾に潜伏しているゴジラを倒すために尾形と共に
海に潜ると自分だけ残ってオキシジェンデストロイヤーを作動させ、ゴジラと
共に命を落としたのだった。
水中の酸素を破壊してしまうため、一帯の水中の生物は全滅してしまうと
いう核兵器と同じぐらいの威力を持つオキシジェンデストロイヤーは芹沢
博士の命とゴジラと共に永遠に封印された形になったのだ。
一方で平成に入って最初に作られたゴジラvsビオランテでは永遠に死な
ないといわれるゴジラ細胞の争奪戦が、もう1つのテーマになっていた。
そして遺伝子工学の権威である白神博士がゴジラの行動を抑制する抗核
バクテリアを生成するべくゴジラ細胞を預かった博士は亡き娘の遺伝子を
組み込んだバラが死にかけていたので、そのバラにゴジラ細胞を組み込む
事で永遠の命をと考えて実行したのだった。
抗核バクテリア作戦は とりあえず成功したもののゴジラ細胞を保管して
いた大河内財閥の会長は‘ゴジラ細胞は いくらでもあるのだから、これから
どんどん作ってくれたまえ’と博士に要請するものの博士は断り、それから
ほどなくしてサラジア公国のエージェントから射殺されてしまう。
つまり白神博士がいなければ抗核バクテリアは作れないという事なの
だが、博士が大河内会長の要請を いくら退けても次々と抗核バクテリア
製造の要請が政府や あらゆる国々から来る事は間違いないだろう。
なにせゴジラの動きを封じ込める代物だから当然だ。
ここで芹沢博士の言葉が、そのまま生きてくる。
つまりゴジラほどの怪獣を倒せる兵器を作ったとなれば世界中から博士が
固辞しても要請は来るだろうし、断っても脅迫まがいにエスカレートしかね
ない。
だから芹沢博士はゴジラと運命を共にする事を選んだわけだが、白神
博士とすればサラジアのエージェントに射殺されたのは ある意味本望だった
のかもしれない。
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