ネモト入店の日

 20年前の今日が、蒲田のネモトに入店した日である。
‘蒲田だから羽田空港に近いので飛行機で’と思ったのだが
‘飛行機など贅沢’と母親から反対され新幹線で行く事に。
 10:30頃の日田英彦山線で小倉まで出て、新幹線に乗る
前に福岡の師匠や門司の岡田先生をはじめとした方々に、
お礼と ‘頑張ってきます’という挨拶を電話でする。

 ただ20日の夜から、連夜の送別会などの影響で喉を痛めて
声がガラガラになったのが誤算だったが。
 昼前の新幹線で一路 東京へ。
 蒲田に到着したのが17:00頃。
 店に電話すると‘東口で降りて商店街沿いを歩いて行くと
呑川という川があるので、それを渡ると京急の踏切がある。
 踏み切りの1つ手前の信号を左に曲がって真っ直ぐ来て’
と言われた。
 ところが正面の商店街らしき所に行ったところ、そこは飲み屋
街だった。
 思わぬ勘違いで10分程ロスタイムがあったものの、17:30 頃に
ネモトに到着した。
 店に入って‘こんにちは、○○○です!よろしくお願いします’
と挨拶をすると

‘なんや、オマエや!’

と博多弁での思わぬ出迎えが待っていた。
 声の主は、なんと福岡時代に研究会で一緒だった同期のN中君
だったのだ。
 そういえば昨年の3月一杯で‘東京の店に行くので辞めた’ という
話を思い出した。

 まさか同じ店に務める事になるとは・・・・・・

  暫くして先生から近くの‘あかぎ?’という喫茶店に連れて行かれた。
 初面接で‘なかなか気さくな方だな'と印象だったが、やはりオーラが
あった。
 一番印象に残ったのが

‘シャンプーは好きかい?’と聞かれ
 

‘大好きです’

と答えると

‘それはいい、シャンプーが嫌いな者に仕事が

上手い者はいない。

シャンプーは僕らの仕事の基本だからね、

だからウチのスタッフは

シャンプーの全国大会で 3人の全国チャンピ

オンを出しているよ’

と言われた。

 その後、営業が終わってスタッフのみんなと店の2階の食堂で
夕食となったがトンカツに味噌汁、冷奴など盛りだくさんで ご飯も
ドンブリに大盛りだ。
 ご飯の お代わりをすると、みんなから‘オオッ、すげぇ!’ と驚か
れる。奥さんはニコニコしながら、お代わりをよそってくれた。
‘ウチは お代わり自由だし、奥さんは食べない方が嫌がるからな’
とN中君がアドバイスしてくれた。

 その後、本店のスタッフの自己紹介を受けて佐橋君(仮名)に
寮まで案内してもらった。
 寮は店から歩いて10分程の所にある印刷工場の2階のアパートで、
少しインクの匂いがする。
 近所にはコンビニや銭湯がある。
 銭湯の近くにある公衆電話から実家に‘無事到着’の連絡をして、
部屋に戻り布団袋に入っていた布団をはじめとした荷物を出して
整理する。
 翌日の早朝練習に出席するスタッフに‘一緒に連れて行って’
と頼んで眠りに付いたの0:00を回っていた。
 激動の1日だった。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
覚えています。 (しら)
2008-03-25 19:33:41
こーじさん、こんばんは。N中さん、覚えていますよ。もう微かに記憶している程度ですが!N本の食事、懐かしいですね。あのころは楽しかったなー!シャンプーコンテストには苦労させられました。今となっては良い思い出ですが!
 
 
 
懐かしいでしょう (こーじ)
2008-03-26 11:34:39
>しら様
 僅か1週間の付き合いでしたけど、N中さんも かなりのインパクトのある人でしたよ。
 しらさんの入店は私が入店した翌日でしたからね。
 シャンプーコンテストは今となっては、懐かしく楽しい思い出でしょう。
 
 
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