ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
ウルトラセブンEP25・零下140度の対決
前回に続いての冬ネタ。
零下140度という極限状態に陥った地球防衛軍の隊員達の
物語だ。
富士山ろくの一帯のみが零下112度の寒波ゾーンに覆われ
ダンが乗ったポインターが、走行不能になる。
当初は‘原子炉が健在だから、零下100度を超えても大した
事はない’とタカをくくっていた隊員達だが、突然の振動に続いて
停電に見舞われる。
原子炉が何者かに襲われたようで、基地の機能はマヒ。
当然のように基地は極寒地獄に陥る。
犯人は、かつて地球を氷河期にしたポール星人が操る冷凍
怪獣ガンダーだ。
口から冷凍ガスを吐いて原子炉のある動力室を凍らせていく。
フルハシとアマギが火炎銃で立ち向かうが、当然のように通用
しない。
その後、動力室では全力で復旧作業に取りかかるものの零下
90度という極寒地獄に1人、また1人と力尽きて隊員達は倒れていく。
メディカルルームに勤務するアラキ隊員は‘300名の隊員達を
基地から退避させてくれ’と長官に進言する。
当初、長官は退避勧告を拒否するが、あまりの惨状に遂に総員
退却を命じた。と同時に長官も力尽きて倒れる。
‘我々は全力を尽くして頑張った。だが、外部との通信も応援も全く
断れてしまった。これ以上、犠牲者を出す事は長官の本意ではない。
涙を呑んで一時、基地を退避する’
とキリヤマが、まるで玉音放送のような退避命令を出すと、修理の総
責任者だったムカイ班長も力尽きて倒れる。
その惨状を見たフルハシは、意を決してドリルとスパナで何と原子
炉を修理してしまうのである。
さすがは地球防衛軍のエリート・ウルトラ
警備隊!
一方その頃、雪原を彷徨っているうちにウルトラアイを無くしたダンは
幻覚から現れるポール星人の挑発に続いて基地を氷漬けにしたガン
ダーから襲われる。
ミクラスを出して戦わせ、何とかウルトラアイを見つけて変身したものの
寒さとの戦いでエネルギーを異状に消耗したため太陽までエネルギー
補給に向かわざるを得なかった。
フルハシの奮闘で基地の動力が回復し、ガンダーに対して決戦を挑む。
3機に分離したホーク1号と3号の4機でガンダーを急襲し、優位に戦って
いるうちに太陽エネルギーを補充したセブンが戻ってきてアイスラッガー
で手と首を切断して倒す。
星人は‘地球人の持つ忍耐と使命感に負けたから、第3氷河期は諦める
事にする’と言い残し去って行った。
雪が降りしきる中でのギラドラスとの戦いで、セブンが苦戦するものの
これといった弱点が見当たらなかったセブンに寒さに弱いという正式な
弱点が明らかになるEPだ。
これが基になって、第2期シリーズで‘ウルトラ兄弟の弱点は低温’ と
いう定説ができるのである。
だからガンダーとの戦いより、寒さとの戦いの方に重点が置かれている
ような気がする。
基地内で倒れてアンヌから介抱される隊員を、このEPの脚本を書いた
金城哲夫が演じている。
また修理班のリーダーのムカイ班長はイカルス星人を演じた山本廉。
長官に総員退避させるよう進言をするアラキ隊員に、マックス号の艦長を
演じた幸田宗丸が演じている。
やはりゴドラ星人から宇宙空間で船外に放り出されているだけに、
隊員達の命の大切さを痛感していたみたいだ。
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