マガト氏、監督要請断る=J1鳥栖
昨年末からJ1の鳥栖の監督に就任する事が確実といわれていた
フェリックス・マガト氏が鳥栖の監督就任を断念したというニュ
ースが載っていた。
フェリックス・マガトといえば元ドイツ代表選手でW杯準優勝し
監督としてもバイエルン・ミュンヘンやヴォルフスブルクを優勝
させている実績があるので、こういう大物監督がJリーグの地方
クラブの監督に就任するのは凄い事だったし鳥栖のようなハード
ワークで勝負するチームには向いているとは思っていた。
そのマガト氏の鳥栖監督就任が直前で頓挫したわけだが、聞く
ところによれば鳥栖側の姿勢にあるらしい。
つまりマガト氏ほどの監督となれば当然Jリーグでの優勝を目
指すチームでなければ指揮しないのだろうが、残念ながら鳥栖の
経営規模からいえば優勝というのは厳しいしACL出場権獲得と
いうのが現実的な目標になるだろう。
しかも主将である藤田直之や水沼宏太という主力選手達が来シ
ーズンから移籍してしまうわけで、これでは戦力的にダウンして
もアップする事はない。
やはりヨーロッパで実績のある監督を迎えようとすれば、それ
相応の覚悟が必要になるし資金面に不安のあるチームでは難しい
という事だろう。