今年の柔道王者は王子谷剛志

王子谷が2連覇=決勝でウルフ下す―全日本柔道

 今日 日本武道館で行われた柔道全日本選手権で昨年優勝の王子谷
剛志が決勝でウルフ・アロンに延長での反則勝ちを収め、04&05年
大会の鈴木桂治以来の連覇を果たした。

 今大会は昨年のリオ五輪銀メダリストの原沢久喜やライバルの七戸
龍に、昨年の覇者で11月の講道館杯や12月&2月のグランドスラム東京
&パリに4月の選抜体重別で優勝するなど好調の王子谷らを中心にした
優勝争いと見られていた。

 ところがリオ五輪後の2月のドイツ大会と4月の選抜体重別で敗れて
いる原沢が3回戦で今大会限りで引退を表明している百瀬優に締め落
とされる一本負けを喫すると、ロンドン五輪代表の上川大樹もベスト
8で100㌔級優勝者のウルフに指導3つの反則負けをするなど波乱の
展開に。

 優勝候補筆頭の王子谷は2回戦&3回戦を指導3つの反則勝ちで勝ち進
むと準々決勝で尾崎央達を内股一本勝ち、事実上の決勝ともいえた準
決勝の七戸には縦四方固めで連続一本勝ちして決勝へ。

 反対パートでは準決勝でウルフが5年前の優勝者・加藤博剛に巴投
げで有効を取られながら残り45秒で指導3つの反則で勝って決勝進出。

 決勝では体力差を生かした王子谷がウルフ相手にプレッシャーを
かけ続け指導を引き出すと、延長までもつれ込んで2つ目の指導を
受けさせる反則勝ちで優勝を飾った。

 今大会は初めて旗判定をなくした延長ゴールデンスコアで行われた
わけだが同時に指導3つの反則勝ちが妙に目立ち、選手達も戦略とし
て指導狙いの試合をするケースが多々見られたし特に若手の小川雄勢
など あからさまに指導狙いの試合をして偽装行為で指導を取られて
反則負けを喫した試合など大いに残念だった。

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