6人のショッカーライダー登場から40年

　今から40年前の今日OAされていたのが仮面ライダー・ゲルショッカー編で
6人のニセ仮面ライダーが登場したEPである。

　昭和のヒーロー作品は基本的に1話完結で、せいぜい前後編モノがあるぐらい
だったが今回のニセ仮面ライダー編は12月23日から1月13日まで4週に
わたって続いた大作だった。

　なにせニセ仮面ライダーが6人も登場するだけでなく怪人も4話にわたって
ハエトリバチ・エイドクガーにナメクジキノコと3体も登場する豪華版で、当然
ながら2号ライダーとの共闘になるし‘ショッカー被害者の会’ともいうべきアンチ
・ショッカー同盟まで絡むのだから面白くないわけがない。

　複数のニセ仮面ライダーといえば原作で本郷猛を殺害したのを思い出すが、
まさかTV版で こういうのを見られるとは思わなかった。

　ただしニセ者の常として当然ながらマフラーの色が違うし声も違うので劇中の
登場キャラが一文字隼人を除いて誰も気付かないというのには凄い違和感が
あったし、よくよく考えてみれば黄色や白マフラーの2体までなら6体ともなると
さすがに多過ぎる感じがしたのを覚えている。

　しかも最後は立花藤兵衛の特訓で修得した‘ライダー車輪’という技で全滅
するのだから妙にあっけなかったし、これなら3体目以降は他の怪人で
よかったのではないかと思ったものだ。