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こーじ苑
田中邦衛と西田敏行
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-210402X461
3月24日に88歳で亡くなった俳優の田中邦衛氏を悼む声が発表から
1週間近く経っても止まる事がないのを見ると、改めて氏の存在がい
かに大きかったか分かる。
私が氏の存在を知ったのは親が見ていた若大将シリーズで加山雄
三演じる若大将こと田沼雄一のライバル・青大将こと石山新次郎役
で、何かと若大将に対抗意識を燃やしてちょっかいをかけるという
敵役的な立ち位置だったし独特の風貌はインパクトが強かった。
その後も網走番外地シリーズや仁義なき戦いシリーズに出演して
いるイメージで77年の草刈正雄と組んだ刑事ドラマ・華麗なる刑事
に出演した時は、社会科の先生が‘田中邦衛が刑事をするとは’的なコ
メントをしていたぐらいアウトロー的なイメージで語られていた。
他にも実写版ルパン三世念力大作戦では次元大介を渥美清伴・八
つ墓村では村人達を演じているわけで‘なくてはならないバイブレー
ヤー’的な立ち位置で、主役を演じるキャラではないと考えていたの
で北の国からで主役を演じた時には驚いたものだ。
ところが北の国からの黒板五郎役が見事に嵌り田中邦衛=黒板五
郎というイメージができてしまったので、もはや氏以外の人が黒板
五郎を演じるのは不可能というぐらいになっている。
そういえば西田敏行も当初は見ごろ食べごろ笑いごろの若大将&
カバ大将のコーナーでカバ大将として加山雄三と共演していたし、
いじられキャラとしての存在だったのが池中玄太80㌔で主役の池中
玄太を演じてから一気にブレイクし善人からクセのある悪人まで幅
広いキャラを演じいなくてはならない存在になっている。
主役を張るようなタイプではない人が主役を張ってブレイクし一
気に押しも押されぬ名優扱いされるというのは2人の共通点で、それ
までに端役で培った演技力が実を結んだ事になっていたのだろうと
思う。
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>黒板五郎役の候補には高倉健さん(享年83)、藤竜也さん(79)、西田敏行さん(73)、中村雅俊さん(70)もいました。
だそうですね。同世代の高倉はまだしも(彼も北海道のイメージが東映退社後は強いですが、しかしさすがに出演は無理でしょう)、西田、中村ですと、全然雰囲気の違うドラマになったでしょうね。藤は、「愛のコリーダ」のイメージが強すぎて、この当時では難しかったかな。
田中邦衛以外では今日考えられませんが、現実には本命田中、対抗西田といったところか。ところで
>青大将こと石山新次郎
ってのは、裕次郎のパロディですかね。
黒板五郎は山奥で暮らすので痩せているというイメージになりますから、それを考慮すると西田敏行はふくよか過ぎる感じですね。
当時はクレーマークレーマーのヒットで奥さんと別れた男が男で一つで子育てに奮闘するという系のドラマが作られたようですね。
そうなるとイメージ的に惨めな姿が似合うという事で西田敏行がNTV系の池中玄太を、田中邦衛がフジで黒板五郎を演じる事になったのでしょうね。