次回決勝は埼玉スタジアム=高校サッカー(時事通信) - goo ニュース
東京国立競技場が改修工事に入るのを受けて日本サッカー協会は来年度の
高校サッカーの準決勝&決勝戦の会場を埼玉スタジアムで行うという事を発表
したようで個人的には大いに満足している。
最大の理由はサッカー専用競技場で行われる事に意義があると考えるからだ。
残念ながら日本ではサッカースタジアムを作る時に多目的を念頭に作るので
陸上トラック付きのスタジアムになるケースが多く、実際に02日韓W杯の時にも
埼玉と神戸以外の新しいスタジアムはトラック付きになってしまった。
どうしてもトラックがあると観客にとって臨場感とは程遠いしプレーする選手達も
観客席とのムードが乖離する傾向が強い。
02年W杯のベスト16で日本がトルコに敗れた仙台での試合はトラックがあった
ためホームの雰囲気が全くなかったのに対し、その夜イタリアに韓国が逆転勝ち
した大邱はサッカー専用だったのでイタリアの選手がCKを蹴ろうとすると物が
飛んで来るような雰囲気だった。
つまりトラックがあるのとないのでは ここまでスタジアムの雰囲気が違うわけで、
高校生の頃からトラックのない専用競技場でプレーさせる事こそ大事なのだ。
Jリーグ発足前まではトラックのある競技場での試合が当たり前だったので高校
サッカーの聖地は国立という事になっていたが、Jリーグ発足後に専用競技場が
できているのだから国立競技場が改修工事で使えないなら専用競技場を聖地と
するのは いい機会だ。
ジーコやザッケローニ監督は代表の試合をW杯決勝が行われた日産スタジアム
ではなく埼玉スタジアムで行う事を希望し、W杯予選などは埼玉ばかりというのも
専用競技場だという事が最大の理由なのは火を見るより明らかである。
それを考えれば専用競技場である埼玉スタジアムこそサッカーの聖地に相応しい
と考えるのだ。