昭和ヒーローの強さ&速さの基準は

 キカイダー01のエンディング・01ロックの歌詞を聴いていると昭和の価値観と
いうのが分かって楽しいものの、イマドキの子供達が聴いたら違和感があるもの
ばかりだろう。


 1番では雲を越えてジェット機よりも速く飛ぶのはエアークラフトでは無理だろう
からダブルマシンに乗っての事だろうが、ジェット機よりも速いサイドカーを作った
光明寺博士って凄い。


 2番では山を越えて機関車より強いと歌っている。

 強い車両の代名詞といえば60年代はウルトラ少年の歌の中で‘船も戦車も
一ひねり’と歌われているように戦車あたりだったのが、73年の01では機関車に
なっているものの確かに馬力はありそうだがそろそろ機関車自体を見なくなった
事もあって強いというイメージは沸かない。


 3番は‘海越えて水雷よりも速い’と歌っている。

 水雷とは魚雷の事で確かに水中を高速で進むのは魚雷が最も速い。

 水中を魚雷並みのスピードで進めるのはいいが最後に‘振るえ正義の鋼鉄の
腕’と歌われているように01のボディが鋼鉄ならば水中を突き進むと錆が出る
のが気になる。


 ただし これらのムチャクチャとも思える歌詞が渡辺宙明の軽快な曲に乗せられ
子門真人のパワフルな歌いっぷりで聴かされると、ついつい乗ってしまうという
のも事実で子供の頃は すっかり乗せられて口ずさんでいたもの。


 当時のヒーローソングは‘鋼鉄’‘マッハ’などが凄さのキーワードだが、それ
以外の子供受けするキーワードが01ロックの歌詞だったのだろう。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
MP3のお気に入り (柴田真紀)
2013-07-15 23:04:08
入ってます。
毎日1回は聞いているかも?
だけど、こーじさんが指摘されている部分、全くなんの疑問も持たずに聞いていました~(汗
確かに子門さんの歌唱力の貢献大ですね。
同じ理由で、『バロムワン』の主題歌も、水木のアニキの歌唱力によるところが大きいと…。
カラオケで歌ってみて、
「なんだ、この歌詞は…?!」
 と初めて気づきました。
 
 
 
私も (こーじ)
2013-07-16 22:14:14
>柴田真紀様
 私も大人になってCDで聴き続けていてようやく気付いたわけですよ。

 やはり歌手の歌唱力によって突っ込みどころの多い詞も名曲になってしまいますね。
 
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