ソチ五輪第14日：またもや本命種目メダルなしを救ったハーフパイプ

複合団体５位　暁斗複数メダルならず(日刊スポーツ) - goo ニュース

　ソチ五輪14日目はノルディック複合の団体戦でメダル獲得なる
かと、フィギュアスケート女子シングルではSPで大幅に出遅れた
日本勢が どこまで巻き返せるか。

　そして世界ランク4位の小野塚彩那が出場するフリースタイル
スキー女子HPでメダルに届くか。

　複合は2日前のLHでチームリーダーの加藤大平の欠場をクロス
カントリーが強い湊祐介が加藤の穴をどこまで埋められるかが鍵で、
湊自身は09世界選手権団体戦の優勝メンバーだけに苦手の
ジャンプさえ上手く行けばメダルに届かないわけではない。

　そのジャンプだが1番手に銀メダリストの渡部暁斗が128ｍで
スタートし湊が110，5ｍに終わった後、永井は123,5ｍで最後の
渡部善斗が126ｍだったのだが130ｍ台を出したドイツ・オースト
リア・ノルウェーの3強ばかりかフランスやチェコにも後塵を拝し
ての6位で1位のドイツに1分5秒差スタートという状況に。

　クロスカントリーは永井がチェコをすぐに逆転したものの体調を
崩したドイツの1番手フレンツェルがオーストリアとノルウェーから
追い付かれて3チームが牽制し合う展開になったため4番手の
フランス共々 差が縮まりそうで縮まらず。

　結局アンカーの渡部暁斗がフランスとの差を追い上げたものの
メダルに届かず5位で、優勝はゴール前でドイツに競り勝った
ノルウェーが98長野以来の金。

　解説の荻原健司が言っていたが日本が渡部暁斗の128ｍが
最高でK点越えが2人なのに対しドイツは130越えが2人でK点
越えも3人でジャンプ3位のノルウェーもK点越えが2人ではあるが
130越えが1人いたのを考えるとジャンプでの出遅れが最後まで
響いた形だ。

　ただ日本のランキングは5位だったわけで最終順位と同じだから、
ある意味で順当な結果だったわけだ。

　フィギュアスケート女子シングルはSPでまさかの16位だった
浅田真央が冒頭のトリプルアクセルから始まりジャンプをしっかり
決めるなど素晴らしい演技で巻き返し6位まで順位を上げる。

　優勝争いはSP2位だったソトニコアが連覇を狙ったSP1位の
金研児を逆転しロシア女子シングル初の金メダルを獲得、SP
3位だったコストナーがフリーでも3位を守り3回目の五輪で悲願
の銅メダルを獲得した。

　足を痛めていてSP8位だった鈴木明子はフリーでも8位を守り
2大会連続の入賞を果たし、初出場の村上可菜子は12位だった。

　女子フリースタイルスキーのHPで予選を4位で通過した小野塚
彩那が決勝で高さのあるジャンプと完成度の高い回転技を決めて
83,20を出し銅メダルを獲得し、02ソルトレイクシティで里谷
多英がモーグルで銅メダルを獲得して以来のフリースタイルスキー
の銅メダル。

　HPはスノーボードの時には同時刻に行なわれていた女子ジャン
プで高梨沙羅がまさかの4位に沈んだ時に平野歩夢と平岡卓が
銀と銅を取ったのに続いて、フィギュアスケート女子シングルで
メダルを逃した時に今回もメダルを獲得し日本を救う事になった。