ライダーマンの最期から40年

　今から40年前の今日74年2月2日はライダーマンが東京を狙ったプロトン
ロケットに乗り込んで自爆をさせて自らの命と引き換えに東京を守った日である
から、ある意味ライダーマンの命日になる（とはいえ すぐに復活しているが）

　ライダーマンこと結城丈二はデストロンの天才科学者で身寄りがなかった結城
を拾って育てたのがデストロンの首領という事から、首領を父のように慕っており
悪いのは自らを貶め仲間を殺したヨロイ元帥と思い込んでいたため首領が姿を
現した時にV3キックの盾になって守った事もある。

　ヨロイ元帥への復讐に燃え結果的にデストロンと敵対してV3と共闘しながらも
首領は悪者ではないと思い続けていた結城を愕然とさせたのが、今回のEPで
無常にも首領がヨロイ元帥との会話で結城を利用していただけと語っていたのを
聞いてしまうのだ。

　だからデストロンがプロトンロケットで東京を破壊しようとする作戦を断固として
防ぐ意志を固め、ザリガーナの妨害を受けたV3に変わって発射現場まで乗り込
んだものの発射寸前だったためやむなく乗り込んで爆破させ壮絶な最期となる。

　その一部始終をザリガーナと戦いながら見届けたV3は‘君に仮面ライダー4号の
称号を授ける’とライダーマンを偲ぶのだが、そのバックで流れた ぼくのライダー
マンの歌もムードを最高に盛り上げていた。

　前年 最終回の1つ前に最期を迎えたキャラは快傑ライオン丸のタイガージョーや
人造人間キカイダーのハカイダーなど宿命のライバル的な存在だったのに対し、
ライダーマンは味方系のキャラなので まさか死ぬとは思わなかったが よくよく
考えるとライバル的な立ち位置でもあったので主人公のライバルキャラが最終回の
1つ前に死ぬという流れが確定したわけだ。