ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
完全な本社&フロントの人災であるジャイアンツの低迷
11年ぶり10連敗の巨人「堀内時代よりマズイ」
今年のプロ野球は交流戦のシーズンとなり第1週が終了したの
だが、ジャイアンツはイーグルス&バファローズと対戦した先週
6連敗を喫し交流戦開幕前の4連敗を含めて10連敗となった。
シーズン開幕当初はドラゴンズ相手の3連勝を含め2カード目の
ベイスターズG2まで5連勝を飾るなど好スタートを切ったかに思
われたし、カープ相手に1勝5敗と負け越してはいたものの他の
負け越しは東京ドームでタイガース相手と神宮でスワローズ相手
に1勝2敗で4月までは13勝12敗と+1でクリアしていた。
5月に入っても25日までは相変わらずカープには勝ててなかった
ものの他の負け越しは東京ドームでスワローズに負け越したぐら
いで10勝9敗と通算でも+2だったのだが、カープ3連戦から始ま
り3カード連続での3タテ負けだから事は深刻である。
特に交流戦開幕カードのイーグルス戦でスーパーエースの菅野
智之がKOされて一気にトーンダウンした形で3連敗を喫すると、
交流戦前まで9連敗と低迷していたバファローズにまでエースの
金子千尋抜きのローテにも拘わらず3連敗している。
悪夢の最下位に終わった75年に低迷するジャイアンツに対して
当時解説していた青田昇氏は‘ジャイアンツというのは伝統的に
見ても打線が投手をバックアップして勝ってきたチームなのに、
全く打ててないし得点力が乏しいのが元凶’と語っていたのを思
い出す。
開幕した頃は阿部慎之助が絶好調で坂本勇人も好調を維持して
いたのだが、阿部らのペースダウンから成績が下降してきた感が
強い。
本来ならクリーンアップが打てなくても1・2番や下位打線から
ラッキーボーイが出て来て穴を埋めるケースが多いのだがジャイ
アンツの場合は起爆剤になれる若手がいないのだからタチが悪い
し、そういう雰囲気を持った選手をドラフトで取ってないという
編成上の失敗もあるわけだ。
投手陣も菅野やマイコラス以外の投手は打線の援護を前提とし
たタイプだから得点力がないというのは致命傷だし、現在パ・リ
ーグで首位に立っているイーグルスも則本昴大と岸孝之以外の投
手が同様打線の援護なしで勝てないにも拘わらず+20の好成績と
いうのもそういう事ではないか。
イーグルスの切り込み隊長・茂木栄五郎はジャイアンツが取ろ
うと思えば取れたのに、俊足のみが持ち味だった同じ早大の重信
慎之介を2位で獲得しているのを見ればチーム編成の失敗という
のが分かる。
中心打者の高齢化や脇を固める打者達の小粒化、それを招いた
編成ミスを繰り返すフロントでは引退即監督で経験不足の高橋由
伸がチームをまとめられるはずがない。
犯罪的に無能なフロントが人気という要素のみに拘って現役続
行の意思を見せていた高橋を強引に引退させ監督に就任させたに
も拘わらず、現場の足を引っ張る編成をしているというのがジャ
イアンツの現状ではないだろうか。
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FA制度及び逆指名制度が始まった辺りから大きく道を間違えましたね。実際それ以降見ると高卒野手は松井、坂本だけで後はからっきしでしたから。後は即戦力の大卒及び社会人ばっかり!
(さらにいえば両者とも早い段階から活躍してましたし、果たして伸び悩んでも使ってたかどうか…。)
それに加えて多額の選手をポジション考えず過剰供給するから、レギュラー以外の生え抜き野手はモチベーション低下が著しい有様。ぶっちゃけドラフトで選手獲る意味あんの?としか言いようがない。
日ハムにトレードされた大田、中日入団後即レギュラーになって浮上の原動力になってる京田などを見るとドラフトにかかるような野手はみんな「巨人だけは嫌です」と言った方がいいんじゃないでしょうか。
長嶋茂雄監督時代は松井秀喜を4番にするためという大義名分で師匠格の落合や4番を争うライバルとしての清原という形でFA移籍させてましたが、堀内以降は‘とりあえず取れるなら取っておこう’という無軌道なFA補強になってましたからね。
09年の原辰徳時代に小笠原を獲得したりして成功したのが悪しき前例になっているのかもしれませんが、時代は変わるのだから考えて補強するべきなのにフロントが時代の変化に付いて行けてないと実感するものです。
ジャイアンツを3タテしたイーグルスが、その後2カード連続で負け越しているのを見ると余計に‘パ・リーグの噛ませ犬’的な感が強いですね。