等身大ヒーローものの元祖ロボットといえば

　今から50年前OAされていた仮面ライダーXではXライダーのライ
バルともいうべきGOD秘密警察・第一室長アポロガイストが21話
で完全に倒されると、22話から2代目大幹部キングダークが登場
するのだが仮面ライダーシリーズ初の巨人型ロボットで‘どこが大
幹部や！’と思ったもの。

　普段はアジトの奥で涅槃仏の如く寝転がって頬杖を付いている
のだが、鋼の全身を黒いマントで包んでおり口から毒ガスや目か
らの破壊光線に指先からのロケット弾と多彩な武器を持っており
‘いつ立ち上がるのか？’という興味を視聴者に抱かせた。

　とはいえ31話でRS装置の組み込みを待たずに立ち上がるのだが。

　戦隊シリーズ前の昭和等身大ヒーローに登場したロボットとい
えばキカイダー01のジャイアントデビルを思い出すし、コチラも
ジャイアントデビルがいつ完成するのか？というのが焦点だった。

　とはいえ個人的に最もインパクトが強いのは、仮面の忍者赤影
の金目教編に登場した金目像だろう。

　内部に操縦室を具えた巨大な自動人形で目から洗脳能力も持っ
光を放って、金目教を信じない者に仏罰を与える能力があるのだ
が戦国時代では巨大な事自体が相手にとって脅威であり比叡山に
攻め入ろうとした。

　戦国時代にロボットが出ていいのか？などと思ったが金目教は
巨大コマをも持っているし赤影の世界自体が何でもアリなので、
むしろ感心して楽しんでいたのを思い出すし最後はいずれも内部
から破壊されるという結末は‘お約束’。