ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
真船博士も浮かばれる?怪獣総進撃
最近 拙ブログにA-chanさんから度々コメントを頂くのだが、
その中に怪獣映画の時系列についての話があった。
ご存知のように昭和ゴジラは基本的に1本づつが独立した世界
であり、基本的に繋がっているのは54ゴジラとゴジラの逆襲に
ゴジラ対メカゴジラとメカゴジラの逆襲ぐらいだろう。
まぁキングコング対ゴジラでのゴジラが北極海の氷山から目覚
めたのはゴジラの逆襲で北方領土の神子島の雪崩に生き埋めにし
た後だったのが、氷山として北極圏まで流れていくのは難しいと
いったツッコミなどができるので先述した2作品づつという事に
したいと思う。
そんな中で怪獣総進撃はターミナルEPだからA-chanさんが言
われるように20世紀の終わり頃で、時系列的には最終作品だと
いっていいだろう。
ちなみにオール怪獣大進撃から登場するゴジラの住処・怪獣島
というのはゴジラ対ガイガンやメガロにも登場するので、南海の
大決闘やゴジラの息子の後の世界という事になるのではないか。
つまり三大怪獣地球最大の決戦と怪獣大戦争でキングギドラの
脅威から地球を守ったゴジラは南の島を舞台にして生活していた
のだが、時おり自らの出身地である日本にヘドラが出現したりガ
イガン&キングギドラにメガロなどが来襲した時にはと退治に向
かうというパターンになっていた。
問題はターミナルEPである怪獣総進撃では小笠原諸島に各地の
怪獣達を集結させ怪獣ランドとして飼育する形になっているが、
ツッコミどころとして‘よくぞ怪獣達を小笠原まで運べたものだ’
というものがある。
それについてA-chanさんのコメントに感心したのがメカゴジラ
の逆襲の陰の主役・真船博士の怪獣コントロール装置。
メカゴジラの逆襲では真船博士は恐竜生存説を唱えただけでなく
自らが発見した恐竜・チタノザウルスを‘自由にコントロールして
みせる’と宣言して学会を追われ、人間社会からも迫害された結果
ブラックホール第三惑星人に利用されてしまうというもの。
劇中で真船博士の同僚だった海洋開発研究所の太田所長は当初
‘人類が他の生物をコントロールするというのは今でも反対’と語っ
ていたのだが、怪獣総進撃の世界で怪獣を人類がコントロールし
ていたのを見ると真船博士が作ったチタノザウルスのコントロール
装置を国連科学委員会が改良したのではないか。
こうしてみると真船博士の研究も全てが悪という事ではなくなり
人類への復讐心にかられブラックホール第三惑星人から利用された
あげく、非業の死を遂げた真船博士父娘も少しは浮かばれるのでは
ないかと思う次第。
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とりあえずメカゴジラの逆襲をもってゴジラシリーズを一旦休止するというため、本多猪四郎監督と伊福部昭のコンビを起用したのではと思ったりします。
ゴジラ対ガイガン以降完全に子供向けに成り下がったゴジラを最後に本格派作品で締めようという形だったのではないでしょうか。
とはいえ東宝チャンピオン祭りのメイン観客の子供には全く面白みのないものになったのは、仕方ないとは思います。
実は私も初めて見た時も‘これなら前作の方が面白い’と思ったのですが、大人になって見ると逆襲の方が面白いと思った次第です。