日本、開幕戦で欧州代表と対戦=全試合の日程決まる―ラグビーW杯
昨日ラグビーW杯2019日本大会の試合日程発表会が行われ、
全試合の日程及び会場が決まった。
ジェイミー・ジョセフHC率いる日本代表は9月20日の開幕戦を
ルーマニアが有力とされるヨーロッパ予選1位チームと味の素スタ
ジアムで戦った後に28日にアイルランドと静岡エコパスタジアム、
10月5日にサモアが有力視されているプレーオフ勝者と豊田スタジ
アムで13日にはスコットランドと日産スタジアムで対戦するスケジ
ュールとなった。
各プールの2位までが決勝トーナメントに進むというシステムだ
から現実的には世界ランク4位のアイルランドと前回敗れたスコッ
トランドのどちらかに勝って、ルーマニア?とサモア?相手に取り
こぼさないというのが重要なのでアイルランド戦とスコットランド
戦が連戦にならずに済んだし何といっても全て中6日以上のインタ
ーバルがあるのはありがたい。
前回は初戦で南アフリカに劇的な逆転で勝ったものの中3日で
日本戦が初戦となるスコットランドと対戦して敗れたのが響き、
予選プールで3勝を挙げながらベスト8に進めなかった事が記憶
に新しいが今回は全て中6日以上空いているしアイルランド戦は
アイルランドが中5日でスコットランド戦はスコットランドが中
3日で登場するので日程的には日本が断然有利になった。
これだけ休養日が空くと07年&11年大会でジョン・カーワンHC
時代にやったようなターンオーバー制は取る必要もないわけで、少
なくともコンディション的にはアドバンテージを握れるわけだ。
ちなみに実質A組の第1&第2シードのアイルランド-スコット
ランド戦は3日目22日に予選プールの初戦として日産スタジアム
で行われる。
他のグループを見ると前回優勝のニュージーランドがいるB組は
ニュージーランド-南アフリカ戦が21日に決勝戦の会場である日産
スタジアム最初の試合として行われるし、C組のイングランド-フ
ランス戦は10月12日に同じく日産スタジアムでD組のオーストラ
リア-ウェールズ戦9月29日に味の素スタジアムで行われるようだ。
つまり各プールの第1&第2シード対決はAとBが初戦でCは
最終戦、Dは2戦目での対戦という事になった。
初戦で対戦するとサッカーのように引き分け狙いというのは難し
いし、少しでも楽な相手とトーナメント初戦を戦うため互いにガチ
で戦う必要があるので日本のように初戦が最も楽な相手で2試合目
に格上の強豪と戦うスケジュールは理想的だろう。
そういう意味では日本に開催国としてのアドバンテージがある事
を実感するし、こういったスケジュールで戦えるのだから前回果た
せなかったベスト8進出を何としても達成して欲しい。