宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

来る事もなく 去る事もなき道

2005年01月15日 | Weblog
「眼を上げ ラーの舟が帆を掲げて天を走るを見よ
偉大なる神は何者にも妨げられずにその道を歩む
私の魂にも道を進ませて下さい
その東方への天への道を

私は今、全き日の光に向かって歩む
さあ進め、死のしるしは取り払われた
光り輝く宝石
私はラーの額を飾ろう

平和のうちにお前は進む
そして平和によって照らされ
時の限りなく織りなす所
永遠の住家に歩みを向ける」
(エジプト 死者の書)

「髪も、一切の装飾品も、表情もないこの石像はあまりにも美しい。
一人の人物は書いている。このような顔はめったにない。また生涯の間に
一度でもそうした表情をした者も少ない。たいていの人の表情は外部から刻
まれるものであって、このように内部からにじみ出るのではない。だから
王妃の喜びも悲しみも読み取る事は出来ない。わかるのは、王妃は今いる場所で
全き存在であるという一つの事だけだ。」

王妃の目は閉じられてはいない。だが外部の何かを観察している様でもない。
もう一人の人物は言う。「この眼は物事の流転を見透し、外の世界を完全に
自らの心に受け入れ、見守っている。」
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