「眼を上げ ラーの舟が帆を掲げて天を走るを見よ
偉大なる神は何者にも妨げられずにその道を歩む
私の魂にも道を進ませて下さい
その東方への天への道を
私は今、全き日の光に向かって歩む
さあ進め、死のしるしは取り払われた
光り輝く宝石
私はラーの額を飾ろう
平和のうちにお前は進む
そして平和によって照らされ
時の限りなく織りなす所
永遠の住家に歩みを向ける」
(エジプト 死者の書)
「髪も、一切の装飾品も、表情もないこの石像はあまりにも美しい。
一人の人物は書いている。このような顔はめったにない。また生涯の間に
一度でもそうした表情をした者も少ない。たいていの人の表情は外部から刻
まれるものであって、このように内部からにじみ出るのではない。だから
王妃の喜びも悲しみも読み取る事は出来ない。わかるのは、王妃は今いる場所で
全き存在であるという一つの事だけだ。」
王妃の目は閉じられてはいない。だが外部の何かを観察している様でもない。
もう一人の人物は言う。「この眼は物事の流転を見透し、外の世界を完全に
自らの心に受け入れ、見守っている。」
偉大なる神は何者にも妨げられずにその道を歩む
私の魂にも道を進ませて下さい
その東方への天への道を
私は今、全き日の光に向かって歩む
さあ進め、死のしるしは取り払われた
光り輝く宝石
私はラーの額を飾ろう
平和のうちにお前は進む
そして平和によって照らされ
時の限りなく織りなす所
永遠の住家に歩みを向ける」
(エジプト 死者の書)
「髪も、一切の装飾品も、表情もないこの石像はあまりにも美しい。
一人の人物は書いている。このような顔はめったにない。また生涯の間に
一度でもそうした表情をした者も少ない。たいていの人の表情は外部から刻
まれるものであって、このように内部からにじみ出るのではない。だから
王妃の喜びも悲しみも読み取る事は出来ない。わかるのは、王妃は今いる場所で
全き存在であるという一つの事だけだ。」
王妃の目は閉じられてはいない。だが外部の何かを観察している様でもない。
もう一人の人物は言う。「この眼は物事の流転を見透し、外の世界を完全に
自らの心に受け入れ、見守っている。」