(大 物 主)
( `m´) 「…諸君
エネルギーを失っている日本西洋魔術界の宣揚のために
何か文化的な活動をしたいのであるが、
今は晩秋とは言え 芸術の秋でもあるので
何か舞台でもやったらどうであろうか…」
(夜松健)
( `m´) 「…なるほど。
芝居の定番に"
森は生きている"がありますが、
上演するためには主役の女の子が必要で…」
(大 物 主)
( `m´) 「…満州娘にさせるのがよろしいであろう。」
+ + + 【森は生きている】 + + +
ある国に わがままな「白魔術の女王」がいました。
(ネオ・バベッタ)
ζ~( `m´)~ζ「ほっほ わたくしの魔力を維持するには
満州草(まんしゅうそう)を煎じて飲まなくてはいけなくて、
満州娘! ちょっと満州草をこのカゴいっぱいに
摘んできてちょうだい。」
|・)… そんな草ないけど。
(ネオ・バベッタ)
ζ~( `m´)~ζ「いーえ
あちらの西の森の奥深くに 満州草が生えているハズなのです。」
|・)… もう寒いから 草は生えてないと思うけど。
(ネオ・バベッタ)
ζ~( `m´)~ζ「いいから 早く行ってらっしゃい。」
女の子は 自称「白魔術の女王」にゴリ押しされ、
カゴを持って 仕方なく森の中に入ってゆきました。
|・)… 満州草って何だろう。
ところがやはり もう寒いので 草らしい草もあまり生えていません。
女の子が 何も摘まずに帰ろうとしていた時、
女の子の目の前に 妖精さんが現れました。
(夜松健)
|・) (`m´ ) 「…お嬢さん 満州草をお探しですね?
あれは4月にならないと
この森に生えない草なのです。」
|・) じゃ 帰るもん。
(夜松健)
|・) (`m´ ) 「…何をおっしゃいますか。
白魔術の女王がお待ちのはずですから、
私が時を進めて 4月にしてあげましょう。
私は11月担当の妖精ですので、
11月を先送りしてあげます。」
(鶴井勝行)
|・) (`m´ ) 「…私は12月担当ですので
押入れからプリントごっこを出す 年賀状書き
クリスマス 大晦日
早送りにしてあげます。」
(短尾豊)
|・) (`m´ ) 「…ア・ハッピー・ニュー・イヤー♪
1月担当です。
残りの年賀状書き 初詣
帰省ラッシュ 始業式 全て早送りです。
宿題は済ませておきましょう。」
(春端勉)
|・) (`m´ ) 「…2月担当です
バレンタインの手作りチョコ作り その無残な結果
全て早送りです。」
(鏡リュウジ)
|・) (`m´ ) 「…3月担当です。
3月21日からはおひつじ座になり、
おひつじ座の性格を一言で言い表しますと
パイオニア精神といった所でしょうか。
せっかちさや短気さの克服が成功の鍵です。」
|・)
草 草 草 草 草 草 草 草 草
(大 物 主)
|・)! (`m´ ) 「…4月担当である。
満州肉は 満州草と煮込んでスープにするのが最好である。」
(大 物 主)
|ミ サッ (`m´ ) 「なぜ舞台から勝手に逃げるか!!!!!!!」