宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「楊柳観音の加持を受ける」

2021年07月03日 | Weblog


「大悲楊柳観世音 (だいひようりゅうかんぜおん)
哀愍淪溺抜苦疾(あいみんりんできばつくしつ)
普入諸趣恒示現(ふにゅうしょしゅこうじげん)
令脱流転超出塵(りょうだつるてんちょうしゅつじん)。」

何遍も誦す。

「オン・ヴィスッダ・エパドマ・サットヴァ・ケタ・スヴァーハー。」



「摩利支天と諸天に礼拝して加持を受ける」



礼拝や供養を捧げて誦します。

「敬礼(きょうらい)
本師釈迦牟尼仏(ほんししゃかむにぶつ)

敬礼(きょうらい)
摩利支天菩薩(まりしてんぼさつ)

敬礼(きょうらい)
諸天護法神(しょてんごほうじん)。」

次の2つの内の どちらか1つを誦す。

「オン・マリシ・スヴァーハー。」

または

「オン・マリシマン・ウン・ウン
パッタ・パッタ・スヴァーハー。」


(回向)

「願以此功徳(がんにしくどく)
回向三宝久住(えこうさんぽうくじゅう)
仏法興盛(ぶっぽうきょうじょう)
法界衆生離苦得楽(ほうかいしゅじょうりくとくらく)
究竟証菩提(くきょうしょうぼだい)。」


「沙竭羅龍王の加持を受ける」



青い綱や紐を用意し
もし可能であれば 五鈷杵を用意し
愛染明王の祭壇に供養を捧げてから行います。


坐して左手に五鈷杵を持って 膝の上に置くか そのように観じ
右手に青い綱や紐を持ち 胸の中央に当てます。


五鈷杵から金色の光が放たれ
海洋の中の 沙竭羅龍王の宮殿の中に その光が届くと観じつつ誦します。



「不没金剛三昧法海湧(ふぼつこんごうさんまいほうかいゆう)
本誓迎奉大海広持主(ほんせいげいぶたいかいこうじしゅ)
諸龍王尊最勝沙竭羅(しょりゅうおうそんさいしょうさから)
降臨壇城安住賜成就(こうりんだんじょうあんじゅうしじょうじゅ)。」


それから 自己が愛染明王となって
胸の中央から 清らかな青い光が流れ 青い綱か紐に その光が流れ込む様子を観じつつ 108遍誦す。

「ウン・シッチ。」


次に 沙竭羅龍王の胸の中央に 金色の宝珠が現れ
そこから 金青色に輝く光が放たれ
青色の綱か紐に注がれる様子を観じつつ108遍誦す。

「オン・ウン・サカラ・ザウン・ソーハー。」



このようにして その青い綱か紐には加持力が込められているので
海や川などの水辺に流す事で
水に溺れるなどの事が起こらなくなるとされる。


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