宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

にわか鑑賞やまず

2010年03月26日 | にわかフィギュアスケート
オリンピックでのにわかフィギュアスケート熱冷めやらず。
イタリアはトリノでの世界選手権にも無関心ではいられない。
(といいつつペアとアイスダンスはとりあえずスルー^^;)

昨日、今日は男子シングル。主だった選手のプログラムを You Tube でチェックする。
(フリーの早朝TV生中継やっぱり見ればよかったかなー。でもなんとなく心臓に悪そうな気もして…)
文明の利器とはなんとすばらしいものよ。
訳分からないけど、イタリア語解説も乙なもの。

何度もリピートしたくなるのは
高橋選手のSP、FP
小塚選手のSP
ジュベール選手のSP
シュルタイス選手のFP
かなー。
(逆に、ニュースで結果を先に知った織田選手のSPは痛ましくて見られない…スケート以外の話題しか知らなかったので、オリンピックではじめて織田選手のあの羽のようなふわっとしたジャンプの着氷を見て、認識を大きく改めていていたところだったのだけど。いい雰囲気のチャップリンが見たかったんだけどなぁ…)

高橋選手は全員の中でも、プログラムの完成度や表現力が別格な感じ。
いろんな国の人からの盛大な応援や、You Tube の熱いコメントの数々が、うんうん、何の関係もない私も嬉しくなってしまう。
で、高橋選手ってなぜか、オリンピックでも今回も、表彰台に立つ他のふたりの間の微妙な空気を中和する立場にいるというか、常に意見や人の接し方に偏りがない感じがする、根っからいい人なんだろうなーと思う。

小塚選手のSPの後、私にはさっぱり分からないイタリア語解説が、
「ほら、ノスタルジックな日本語があるでしょー」
「『サビシイナ』かな?」
「そうそう『サビシイナ』。彼の演技が終わってしまうのはほんと『寂しいな』って感じだわねー」
と言っているように聞こえたんだけど、どうなんでしょう~??
(『寂しいな』って日本語で言ってたのは確かだと思うんだけれどー)

個人的に、曲にジミ・ヘンドリクスを選ぶセンスや、衣装のシンプルさなど、70年代少女マンガ的男子フィギュアに対する含羞(?)が感じられて、好感を持っているのであった。
(逆に高橋選手は70年代少女マンガ的フィギュアを体現しながらも進化させて最先端に持っていっちゃってるところがすごい。別のところで見たヒップホップ版白鳥の湖にはびっくりした)

復調ジュベールの会心の演技が見られたのも嬉しかった。
SPの『Rise』、ノリノリでほんとに嬉しそうで、何度も見たくなる。
他でも見たけど、あの、エスカレーターを逆走してるような動き、好きだなー^^
しかし、ミーハーチックに容姿のことをいうと、多くの人がジュベールを格好いい素敵と思っているようなのが、私にはどうもよく分からないのであった…
(いやまぁ、言うまでもなく私の審美眼がズレているのでしょうが…もちろん魅力的とは思うけど、ウットリ(はぁと)というのとは違うような…)
(後日付記:このときのジュベールのコーチもサイコー! スケート連盟の(?)コワそうな人に抱きついてるし^^)

シュルタイス選手のFPは、話題になっていたので、事前にオリンピックでの演技を(You Tube で)見ていたのだけど、これはすごい!!
曲名のひとつが『Insane in the Brain』ですよ。パックマンの音も入る。
精神病患者の苦悩を描いているらしい。(?ちょっと違うかな)
動きも独特だけど、ジャンプがまた、曲に合わせたかのように、助走や幅のない、ひょよよーんと真上に跳ぶ独特な形。
(後日付記:見返したら、助走や幅が「ない」ってこともなかった・・・初心者にはよく分からないなー。初見では衝撃だったけど、何度も見ていたら、だんだんこんなの普通かも、と思えてきたのがなんだかコワイ^^;)
全体になんだかムンクの絵を思い起こさせるような雰囲気。
ムンクはノルウェーでシュルタイス選手はスウェーデンの人だけど、「北欧」が持つイメージのひとつを体現してるように思った。
いやー、こういうのってジャッジの判定が難しいだろうなー。
暗に採点方式への批判になってる気もして爽快。

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なんだか分からないけど、間違えてタリンでのヨーロッパ選手権の映像も引っ張ってしまい、ついでにプルシェンコの演技も見る。
オリンピックエキシビションにおけるNHK実況アナウンサーの
「やっぱりプルシェンコはいいですねー」
の音声がよみがえる。わーなんだかやっぱり違うわー。
ゆっくり養生して先に備えていただきたいものだ。
その間に自伝が読めるくらいロシア語がんばろうっと。
(まだキリル文字を覚えてる段階ですが^^;)