もはやオリンピックを回顧するような状況ではなくなっているけど、4年後にまた振り返るために、書き残しておきたい。
ということで、北京オリンピックフィギュアスケート競技について続き。
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先日NHKBS1で「バレエの王子になる!~”世界最高峰”ロシア・バレエ学校の青春~」という番組を、なんとなく録画して観たのだけど(2019年?の再放送らしい)、そこで、男性が女性を持ち上げる「リフト」の技術についてちらっと言っていた。
なるほど、フィギュアスケートのペアやアイスダンスにおける重要技「リフト」ってバレエからきているんだなーと今更ながら。
スケートにリフトなんて要らないんじゃないか、リフトがなければ、日本でカップル競技に参入するスケート男子も増えそうなのにと、シロウト考えでいたのだが、バレエが元にあるということならば納得。
フィギュアスケートとバレエの関係についてもいろいろ考えたけど、まとまらないので、オリンピックの感想に戻る。
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女子シングル:坂本花織選手の伸びやかなスケーティングと健康美に尽きる。晴れやかな笑顔が会場の不穏な空気を吹き払っていた。
樋口新葉選手とのツーショットも良かったな。坂本選手じゃなかったら素直にお祝いできなかったような気がする、私が樋口さんだったら。邪気がまったく無いっていうのかなー。周囲を明るく健全にするパワーがあるね。
ジャンプに関しては、坂本選手ならばこれからでも高難度を目指せるはず。10代なかばがピークで後は引退というトゥトベリーゼコーチ方式は間違っていると実証してくれたら嬉しいな。
中野園子コーチの名言
メダルは「運だと思います」
「その運を引き寄せているのは努力だと思います」
「メダルを首にかけて、過去を振り返って生きてほしくない。これから先どんな人間になっていくか素敵な女性になってほしいと思います」
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男子シングル:ネイサン・チェン選手の完全優勝、鍵山・宇野両選手の表彰台がほんとうに嬉しい。
次の世界選手権に話題が移っている今、とりあえずの感想はそれくらいかな。
羽生選手のプログラムということでじっくり聴くことになった「天と地と」(冨田勲)、ほんとにいい曲なんですよね。曲中でジャンプが入る位置とかすごく考えられていて名プログラムだと思う。
それだけに・・・
いつだったか、コラムニストの中野翠さんがフィギュアスケートのことを「変種の芸能として楽しんでいる」と書いているのを読んで、その時は納得いかなかったのだが、今回つくづく「変種の芸能」という言葉になるほどなぁと思わせられた。
「変種の芸能」と考えれば、羽生君がワイドショー番組や女性週刊誌の話題の中心であることに異存はない。
思い出したけど、キーガン・メッシング選手(カナダ)に続いての羽生選手の滑りを見て評価に違和感を感じない人は、「フィギュアスケート」を見ているのではないと思う。
そういえば、今回カナダはフィギュアスケートには力を入れてなかった(ロビー活動も何もしていない?)ような。メッシング選手以外はベテラン勢引退で新旧交代という感じだったからしょうがないか。
カナダといえばアイスダンスのラジョワ/ラガ組のラガ選手にちょっと注目してしてしまった。演技直前の不穏さと、演技始まってからのはじけ方が印象的で。きっと彼はオタク気質?などと
・・・と、まだまだ書きたくなってきたけど、とりあえずこれで締め。
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