引き続き北京オリンピックフィギュアスケート競技について覚え書き
ペア(2/19フリー)
日本の三浦/木原組が総合7位、フリーだけなら5位と大健闘。
観ていて気持ちのいい爽やかな演技で、これまでのペアにはない独自の魅力がある、と思う。
日本もカップル競技に力を入れればいいのにとは思っていたけど、正直、上位を望んだり人気が出たりすることは到底ないだろうと侮っていた。本当に申し訳ない。どうせアカンわみたいなキメツケはアカンなと反省したり励まされたり。シングルがいつも大注目だから、ソチ、ピョンチャンと辛かったろうなと思うと、木原選手が報われる結果になってよかったほんと。
そして、金銀銅メダリストの演技はそれぞれすばらしかった!
自分の中で、ペア競技をこんなに集中して観るとは思わなかった。
スイ/ハン(隋/韓)組のファンなので、金メダルをとれて本当によかった!
演技後、熱狂の中国応援席に突然、書の掛け軸が掲げられたのだが(持っていたのはボーヤン・ジン選手だったとか)、ネットによると、書かれていたのは杜甫の漢詩「望岳」の一節だそうで
会当凌絶頂 一覧衆山小
(いつの日か必ずこの山の絶頂をきわめ、周囲の山々を一望に見渡し、見下ろすことにしたいものだ。)
こういう「中国」はものすごくかっこいい!
「らしさ」といえば、銅メダルのミシナ/ガリアモフ組のショートプログラムに、古き良きロシアというかソ連というか、とにかく良い意味のほうのお国柄が感じられて、よかったなー。
コーチは、タマラ・モスクビナさんなのですね。にわかフィギュアファンの私は、川口悠子さんが師事していたということで知ったのだけど。検索したら御年80歳とは。
銀メダルのタラソワ/モロゾフ組は、いつからか知らないけど、渦中のトゥトベリーゼ氏がコーチなのですね。
とても美しいペアだけど、印象が暗く感じてしまう。
年配コーチのもとにいる選手のほうが、伸び伸びと明るく育つような気がするな。
・・・というのは女子シングルで感じたことだった。また項をあらためて。
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