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ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

元選手の今

2022年12月28日 | にわかフィギュアスケート

全日本フィギュアスケート選手権男子シングルの試合を観ながら、2013年大会でソチオリンピック代表を勝ち取った町田樹選手(当時)は本当にすごかったなぁと思い出す。

ショート、フリーともノーミスで揃え、羽生選手に続く2位で文句なしの選出。

ひとつでもミスがあったら危なかった。

(いや、その年はグランプリシリーズでも実績を積み、有力候補ではあったのだけど)

3人目に高橋選手が選ばれて全日本3位だった小塚選手が落選したことが大いに物議をかもしたが、スケート連盟的には両選手とも入れたかったのだと思う。

こう言ってはなんだが、代表選出においては町田選手は目の上のたんこぶだったのかも。偉い筋からの推しもひいきも無い中、実力で突破した町田選手に当時大いに感銘を受けたのであった。

ソチオリンピックでは5位入賞、エキシビションでもクイーンの曲で大いにうけて存在感を発揮。ソチは真央ちゃんや羽生くんのオリンピックでもあったけど、ある意味「町田くんのオリンピック」だったと思っている。

などということを思い出していたら、あらタイムリー、NHKEテレで「趣味どきっ!読書の森へ 本の道しるべ(4)町田樹」という番組が。

読書が精神安定剤だったことや、思春期に様々なキャラクターが登場する小説から得た効用など、言葉が的確ですごく腑に落ちる。

2013全日本選手権前に読んでいた本と「優勝!」と書かれたメモについてさらっと語っていたけど、上記のような状況だった当時の心境を想像すると胸がキリキリした…

研究者としての現在の町田さんの姿にもまた感銘を受けた。

本当に大学の先生の本棚という感じで、日常はほぼ大学の授業と研究だけでいっぱいだとか…やっぱり私はどう振り返ってみても研究者にはなれない…

「フィギュアスケートってすごく華やかな世界なんですけれども、舞台裏はいろんな問題を抱えているんですね。フィギュアスケートだけではなくスポーツ界全般に言えることなんですけれども」

と語る町田さん、

「学術の力で問題を解決したい」

ってかっこいいなぁー

とにかく、良い人選で全日本選手権にも当たる良い時期に放送してくれたなぁと番組を企画した人にも感心してしまった。


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